愛は薬の味がして

　ねぇ、もう一度だけ、愛しているの甘い味を。

　それはまるで毒のようで、私の心は依存する。

　それはまるで薬のようで、私の心を鎮静する。

　たった一度のその瞬間(とき)が、私の中で何度もフラッシュバックする。

　もうあの言葉なしでは生きてゆけない。

　たった一度にその次を、私の中で何度も心の声がする。

　今もあの言葉の幻覚(ゆめ)をみている。

　ねぇ、もう一度だけ。

　その言葉は麻薬のようで、私の心を魅了する。

　私はあなたに手を伸ばす。

　ねぇ…。