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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

異世界転生で得た『召喚魔法』が・・・

いつもの昆布の暴走なので気にせずさっと流して下さいwww

俺の名前は『洋介』特にこれといった特徴の無い男子高校生だ。

ある日、事故に巻き込まれた俺は神様と名乗る人物から異世界に転生させて貰えることとなった。

一般家庭で普通の新しい人生を送り遂に成人になるその日、俺は一つの実験を行なおうとこの世界で出来た友人『チョモ』と魔法学園の部室に居るのであった。



「なぁ、本当にやるのか?」

「勿論、だって召喚だぜ?凄いじゃん!」


この部活は『オリジナル魔法研究部』である。

この世界には様々な魔法が存在し人はそれぞれ6つの属性の魔法が使える。

だが100人に1人くらいはその6つの属性に当てはまらない魔法が使える者が居る。

ここはそんな特殊な魔法が使える人間が集まる部活なのである。

そして、


「ヨースケの召喚魔法ってまだ使ったこと無いんだろ?危ないって!」

「大丈夫だって、授業で学んだだろ?昔俺と同じ召喚魔法が使えた魔法使いが居たって話」

「うん、一応習ったけどさ・・・」


そう、俺の使える召喚魔法は思い描いた人物をこの場に無理やり強制召喚する魔法なのである。

その時に召喚者に危害が加えられない様に呪いみたいなものが自動で掛かると言う話もあった。

だから大丈夫だろうと高を括って居たのだが・・・後にこれが大変な事となるのであった。







「よし、これで準備OKだろう」

「うん、魔道書と間違い無いね」

「それじゃ早速・・・召喚!」


放電みたいな光が床に描いた魔法陣から放たれて魔法陣からその相手が生えるように現れた!

この部活の顧問『アンダーソン』先生だ・


「あれ?ヨースケ君?そっか、召喚魔法本当に使えたんだね」


そういうアンダーソン先生は手にしていたプリントの束を持ったまま呼び出してしまったのでそのまま歩いて戻ってもらった。

実験は無事に成功した。

それならば、次はもっと凄い人物を呼び出さねば!


「よし、じゃあもう一回だけやってみようか!」

「ヨースケ、今度は誰を呼び出すの?」

「凄い人物さ!いくぞー!!!召喚!!」


そう言って俺は魔法陣に魔力を注入した。

召喚した者は一応召喚者には手を出せない筈なのでとんでもない人物を呼び出しても大丈夫だろう。

そう考えて俺はそれを呼び出してしまった・・・


「お、おい・・・なんだよこの禍々しい魔力は・・・」

「ふふふ・・・魔王を呼び出してみたよ!」

「ま、魔王?!」


チョモの驚きと共に魔法陣から放電現象みたいなものが発生し魔法陣の中からその人物の頭部が徐々に出てくる。

だが・・・召喚の為の魔法陣が小さかった為に呼び出された魔王はおでこの位置で詰まってしまったのであった。


「えっ・・・えっと・・・どうする?」

「どうしよう・・・こんなのは予想してなかったからね・・・」


チョモの動揺が少し愉快だったけど流石にこのままは不味いと思って何かしようと考える・・・

そして・・・


「お、おい!本当に大丈夫なのか?!」

「心配ないって!」


俺は魔王の生えてきている頭部の上に土足で登って何度もジャンプを繰り返していた。

文字通り手も足も出ない魔王の頭の上を踏み捲くったのだ。

だがおでこに血管が浮かび上がっただけでそれ以上戻る事もなさそうだった。


「よし、次の方法だ!押して駄目なら?」


ブチブチブチブチ!!!

魔王の頭部から毛髪が一気に大量に引き抜けた。

勢い余って後ろに転がってしまった俺は照れながら頭頂部が少し・・・いや、円形脱毛症の様にハゲた魔王の頭を見ておでこの更に増えた血管に合唱するのであった。


「よし、次だ!魔法陣の隙間に滑る物を流し込んだらどっちかに抜けるかもしれない!」

「といってもこの部室に在る物って・・・」

「じゃじゃーん!そう思って既に拝借しておいたよ、液体洗剤ベールド!これをこの隙間に流し込めば・・・」


そう言って魔法陣から出ている頭部と魔法陣の隙間に液体洗剤を流し込んで再び頭の上でジャンプをしてみるが・・・

なんかプルプルしているだけで出ようとしてないからか全然動かなかった。


「な、なぁ・・・ヨースケ?それ・・・隙間から流れ込んで目にめっちゃ入っているんじゃね?」

「う~ん・・・そうかな?」

「だってほら、おでこの血管マジでヤバイ事になってるぞ」


そう言ってチョモが指差したおでこは紫色の血管が大量に浮かび上がり頭部がプルプルしていた。

ヨースケは気付いていないが隙間から流れ込んだ液体洗剤は魔王の目に流れ込んでいたのだ。

魔王側は頭部の先端だけ転移させられて狭い隙間に頭部が通らず身動き一つ取れない状態のままなのであった。


「この血管の血を抜いたら少しは細くなって通るようになるかな?」

「お、おまっ?!それはちょっと止めっ・・・」


チョモの静止を聞く前に手にしていた短剣で生えている頭部の血管に切り傷を付けた。

魔法の力で切れ味が抜群に良くなっている短剣は軽くおでこの血管を切って周囲に血が飛び散った。

それでもしかしたら本当に血が抜けた分頭部が細くなったのか、それとも液体洗剤の効果か?

魔王の頭部はグリグリと魔法陣の中へと戻っていき召喚が失敗に終わるのであった。













「ま、魔王様・・・どうなされたのですか?」

「魔人リュウジンよ、私は人間を滅ぼす事に決めたぞ!」



こうして人間を滅ぼそうとする魔王と人類の戦いが始まるのだがそれはまた別のお話・・・


「よし、今度は冥王でも呼んでみよっかな~?」

「マジ本当に止めれ!」



そら怒るわなwww

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