第序話
1
とある高校の帰り道に2人の少年が歩いていた。右側に歩いている黒髪で瞳の色が少し茶色の少年は神川 蓮。特徴はちょっとボサボサ頭だ。彼は学校でも人気があり(本人は気付いてない)イケメンでもある。その隣に歩いている黄緑色の髪をした少年は木場 龍麻という名前である。黒い瞳を持つ。髪は黄緑だが別に染めているわけではない。
「リューマは槍競技が得意だよな!」
レンがリューマにふった話題は槍競技と言うものだった。槍競技と言うのは剣道の槍番という考え方で良い。槍道とも槍競技とも呼ばれている。槍競技と言うのは数十年前にできた競技だ。今やオリンピックのひとつの競技とも考えられている。
「お前もすごいだろ!成績はオール4だったんだろ?テストも毎回90点以上って天才かとおもうわ!」
楽しく会話している2人に近づいてきたローブを纏ったひとがレンとリューマにその人が声をかけた。
「汝らよ、英雄又は勇者になる気はないか?」
その人が声をかけた直後レンとリューマ以外に人はいなくなっていた。レンとリューマは気付いてない。レンとリューマは自分達のことではないと思って通りすぎようととすると
「待ってい!!」
ローブを纏った人が長い棒を何処から取り出したか分からないがその棒で2人を叩いた。
「「痛!!」」
思いっきり叩かれ思いっきり痛そうに頭を押さえている。それを見下ろす少女。ローブを纏った人が少女だという事に始めて気付くがそれよりも
「「何すんだ!って言うか誰?!」」
「まずは質問をひとつに絞りこもうか?!」
突っ込む少女。2人は顔を見合わせてそして
「「誰」」
「仲良いな!」
はもって言う二人に少女は思わず突っ込んだ。
「まーよい、我は偉大な我が神アイテール・ヒュペーリオーン様に仕える戦乙女の一人。ヴィナッシュ。汝らよ、異世界にいってほしいのだ!」
3
「「は?」」
驚きのあまり間抜けな声をあげた。ヴィナッシュはそんな二人を置いて、話を進めた。
「驚くのも無理はない!取り敢えず汝らに異世界できっと役に立つ力を授けよう。これはアイテール様の命より授ける力だ。この力をどう使おうと勝手だ」
そう言うとヴィナッシュの両手が光りその光りがレンとリューマに取り込まれた。
「頼みがある。その為に力を与えるのだその内容は」
「「いいぞ」」
まだ内容がわかってもいないのに二人は即答した。ヴィナッシュも驚いていた。流石に力を与えたからと言って
「だって困って要るんだろ?だったら俺は力をかす」
「俺もどう意見だ」
ヴィナッシュは驚き少し微笑みそして
「すまない、助かる」
03
異世界の名前はヒュペーリオーン。人だけではなくエルフ、天使、龍も存在する世界。神様達も平和に暮らしていた。しかし、数年前悪魔と天使が対立がした。悪魔には邪神勢力等がつき、天使には神勢力がついた。どちらにつくか神達も迷いついていった。そして今は相当危険な状態にある。戦争が起きそうになっているのだ12人の神の使いにそれを救ってほしい。そう言う頼みであった。そしてそれを起こした原因も調べてほしいと言うものだった。
レンとリューマに与えられたのは神の知識と神の力だ。この二つは決して万能ではない。あくまでそものがもつ潜在能力を引き出す力。そして与えられた武器を取り出す力。それが神より与えられし力。