第七楽章【望み】
―次の日・・・
キーンコーンカーンコーン・・・
高野 「あー今日も終わった!よしよし!」
カレン 「高野、今日放課後どうするの?」
高野 「まだ決めてないな~・・・あれ、マキは?」
カレン 「職員室行ってるよ・・・お、ちょうど帰ってきた」
マキ 「カレンお待たせ。今日も来る?」
カレン 「え、いいの?」
マキ 「うん」
カレン 「やった!じゃあお邪魔しちゃおっかな~」
マキ 「高野、今日の午後あいてる?」
高野 「えっ・・・あいてるあいてる!」
マキ 「じゃあ高野もおいでよ」
高野 「いいのか!?ありがとう」
カレン 「私なんか昨日もお邪魔しちゃったからね~(笑)」
高野 「カレンってほぼマキの家に住んでるようなもんだよな(笑)」
カレン 「えへへーっ」
― 十五分後・・・
マキ 「ただいま~」
カレン&高野 「お邪魔します」
マキのお母さん 「あら、いらっしゃい♪」
カレン 「昨日も今日もすみません(笑)」
マキのお母さん 「いえいえ、嬉しいから~さ、高野君もあがって」
高野 「は、はい!失礼します」
マキ 「コーヒー飲める?」
高野 「あ、うん!」
カレン 「マキちゃん、あとでピアノ弾いてね~」
マキ 「カレンさっきからそればっかり(笑)」
カレン 「だって~」
高野 (き、緊張・・・)
マキ 「じゃあ私の部屋あがる?」
カレン 「うんうん!」
―3人はカップを手にしながら階段をあがった。
カレン 「わ~い、マキちゃんのお部屋!」
マキ 「てきとーに座って」
高野 「部屋めっちゃキレイだな」
マキ 「そんなことないよ。グランドピアノでほとんどスペース埋まってるし」
―三十分後・・・
カレン 「マキちゃん、何か弾いてよ~」
マキ 「んー。」
マキはピアノに向かった。
♪♪♪~~♪~~♪~
カレン (わ~~!!かっこいい!)
高野 (す、すげぇ・・・!)
♪♪~~♪~~~
♪♪♪~~~♪~~~
マキ 「ふー。」
カレン 「すごいっ!さすが!!」
高野 「上手すぎる・・・!」
カレン 「ねぇ、音楽室でコンサートやってよ!」
高野 「確かに!これはみんなに聴いてもらうべきだよな」
マキ 「え・・・また?」
カレン 「うんうん!!前回も好評だったし~!ちょっと学級委員長に連絡しておくね!今日はおいとま~!」
マキ 「うん・・・」
高野 「ちょっと強制的だな(笑)」
マキ 「仕方ないなぁ・・・ってか、いつ?」
カレン 「明日!」
高野 「え、そんなに早くかよ!」
マキ 「分かった」
高野 (マジかよ・・・!)
カレン 「ありがとうマキちゃん!さ、高野帰るわよ!」
高野 「え・・・お、おう・・・邪魔したなマキ」
マキ 「またおいで」
カレン 「お邪魔しましたー!また明日ね♪」
マキ 「あんまりみんなに迷惑かけないようにね」
カレン 「はぁ~い!」