第六楽章【可憐】
―数日後・・・
キーンコーンカーンコーン・・・
カレン 「マキちゃんマキちゃん」
マキ 「んー?」
カレン 「この雑誌の、こっちとこっち、どっちのバッグのほうが可愛いと思う!?」
マキ 「・・・どっちも買っちゃえばいいじゃん」
カレン 「あ~~やっぱりそう思う?だよね~~買っちゃおうかな~!」
マキ (朝からテンション高いな・・・)
カレン 「ああ~これもいいなぁ!」
先生 「星海~~ホームルーム始めるぞ」
カレン 「あ、せんせ☆どっちのバッグが可愛いと思いますか♪?」
先生 「・・・(苦笑)」
生徒 「カレンウケる~」
カレン 「え?えへへ」
先生 「いいから始めるぞ!ちなみに先生は白いのが可愛いと思うッ!はい号令!」
みんな 「そこ答えるのかよ!!」
―休み時間・・・
カレン 「だからぁ、ここはこうなんの!」
高野 「は?意味わかんねーって」
マキ 「高野君、みんながサッカーやろうって言ってるけど」
生徒 「早くしろよ~高野~」
高野 「ああ~みんな、ちょっと待って!・・・おいカレン、もうちょっと分かりやすく!」
カレン 「あんたの理解力だろーが!」
高野 「うっせーな!」
マキ 「カレンをいじめないでくれる?」
高野 「はい!!マキしゃん!」
マキ (マキしゃんって・・・(苦笑))
生徒 「あの3人ってホントに仲良いよね」
生徒 「だよね~」
カレン 「分かったぁ~?」
高野 「どうやんだこれは!?」
生徒 「黒川、あとでこの問題教えて~」
マキ 「分かった」
高野 (あぁ~いいな、俺もマキに頼めばよかった・・・)
カレン 「できた!?」
高野 「ひぃ!ま、待って~」
カレン 「はーやーくー」
先生 「授業やるぞ~」
高野 「あっ休み時間終わった!」
生徒 「おい高野サッカーできなかった!」
高野 「ごめんごめん放課後な!」
―放課後
高野 「イェーイ!」
生徒 「うおー!!」
カレン 「もー・・・ちゃんとテストできるのかな・・・」
マキ 「お疲れ様(笑)さ、疲れてしまったカレンのために美味しいコーヒーを用意しなくちゃね。うちに寄るかい?お姫様」
カレン 「やった~!!」
マキたちは家に向かった。
ガチャ
マキ 「ただいまー」
マキのお母さん 「お帰り~!あらぁ、カレンちゃん!」
カレン 「こんにちは!いきなりごめんなさい、遊びに来ちゃった!」
マキのお母さん 「嬉しいわ、どうぞ~」
カレン 「お邪魔しまっす♪」
マキ 「今コーヒー淹れるから待ってて」
マキのお母さん 「じゃあ私は部屋にいるから、ごゆっくり~♪何かあったら言ってね」
カレン 「はい、ありがとうございます!」
カチャ
マキ 「どうぞ。熱めだけど」
カレン 「やった!ありがとう☆」
マキ 「カレン今日は頑張ったね(笑)」
カレン 「はは(笑)でも、勉強教えてれば何気にいっぱい話せるから楽しいんだ♪」
マキ 「なるほど。恋する乙女だねぇ」
カレン 「は、恥ずかしい・・・」
マキ 「ふふ」
カレン 「・・・あ、コーヒー美味しい!」
マキ 「でしょ?」
カレン 「うん!さすがマキちゃんの淹れてくれるコーヒーは格別だよ~」
マキ 「良かった」
カレン 「おかわりっ!」
マキ 「はいはい(笑)」
カレン 「あーやっぱコーヒー美味しい~|」
マキ 「あははっ」
カレン 「ねぇ、またみんなで遊びに行こうね♪」
マキ 「カレンは高野がいればいいんじゃないの?」
カレン 「マキちゃんもいてほしいもん!それに・・・高野と2人どっか行くなんて、絶対ムリ!照れる(笑)」
マキ 「でも、いつも高野と話してるとき、カレン照れてるように見えないよ?」
カレン 「デートは照れるの~っ」
マキ 「そっかそっか」
カレン 「はは・・・(笑)」
― 二時間後・・・
カレン 「そろそろ帰ろうかな」
マキ 「明日は学校午前だけだね」
カレン 「うん!やったー♪」
マキ 「ちょっと待ってて」
カレン 「うん」
マキ 「母さん、カレンが帰るって」
マキのお母さん 「あ、またいつでも来てね~」
カレン 「ありがとうございます~」
マキのお母さん 「これ、持って帰って♪」
カレン 「わ~ありがとうございます!」
マキ 「ここのお店のクッキー美味しいよ」
カレン 「楽しみ♪じゃ、お邪魔しました」
マキのお母さん 「またね~」
マキ 「送ってくよ」
カレン 「ありがと~!」