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黒髪のマキ  作者: Rainbowproject
6/18

第六楽章【可憐】

―数日後・・・


キーンコーンカーンコーン・・・




カレン 「マキちゃんマキちゃん」


マキ 「んー?」


カレン 「この雑誌の、こっちとこっち、どっちのバッグのほうが可愛いと思う!?」


マキ 「・・・どっちも買っちゃえばいいじゃん」


カレン 「あ~~やっぱりそう思う?だよね~~買っちゃおうかな~!」


マキ (朝からテンション高いな・・・)


カレン 「ああ~これもいいなぁ!」


先生 「星海~~ホームルーム始めるぞ」


カレン 「あ、せんせ☆どっちのバッグが可愛いと思いますか♪?」


先生 「・・・(苦笑)」


生徒 「カレンウケる~」


カレン 「え?えへへ」


先生 「いいから始めるぞ!ちなみに先生は白いのが可愛いと思うッ!はい号令!」


みんな 「そこ答えるのかよ!!」






―休み時間・・・


カレン 「だからぁ、ここはこうなんの!」


高野 「は?意味わかんねーって」


マキ 「高野君、みんながサッカーやろうって言ってるけど」


生徒 「早くしろよ~高野~」


高野 「ああ~みんな、ちょっと待って!・・・おいカレン、もうちょっと分かりやすく!」


カレン 「あんたの理解力だろーが!」


高野 「うっせーな!」


マキ 「カレンをいじめないでくれる?」


高野 「はい!!マキしゃん!」


マキ (マキしゃんって・・・(苦笑))





生徒 「あの3人ってホントに仲良いよね」


生徒 「だよね~」





カレン 「分かったぁ~?」


高野 「どうやんだこれは!?」


生徒 「黒川、あとでこの問題教えて~」


マキ 「分かった」


高野 (あぁ~いいな、俺もマキに頼めばよかった・・・)


カレン 「できた!?」


高野 「ひぃ!ま、待って~」


カレン 「はーやーくー」


先生 「授業やるぞ~」


高野 「あっ休み時間終わった!」


生徒 「おい高野サッカーできなかった!」


高野 「ごめんごめん放課後な!」









―放課後


高野 「イェーイ!」


生徒 「うおー!!」


カレン 「もー・・・ちゃんとテストできるのかな・・・」


マキ 「お疲れ様(笑)さ、疲れてしまったカレンのために美味しいコーヒーを用意しなくちゃね。うちに寄るかい?お姫様」


カレン 「やった~!!」


マキたちは家に向かった。








ガチャ




マキ 「ただいまー」


マキのお母さん 「お帰り~!あらぁ、カレンちゃん!」


カレン 「こんにちは!いきなりごめんなさい、遊びに来ちゃった!」


マキのお母さん 「嬉しいわ、どうぞ~」


カレン 「お邪魔しまっす♪」


マキ 「今コーヒー淹れるから待ってて」


マキのお母さん 「じゃあ私は部屋にいるから、ごゆっくり~♪何かあったら言ってね」


カレン 「はい、ありがとうございます!」






カチャ


マキ 「どうぞ。熱めだけど」


カレン 「やった!ありがとう☆」


マキ 「カレン今日は頑張ったね(笑)」


カレン 「はは(笑)でも、勉強教えてれば何気にいっぱい話せるから楽しいんだ♪」


マキ 「なるほど。恋する乙女だねぇ」


カレン 「は、恥ずかしい・・・」


マキ 「ふふ」


カレン 「・・・あ、コーヒー美味しい!」


マキ 「でしょ?」


カレン 「うん!さすがマキちゃんの淹れてくれるコーヒーは格別だよ~」


マキ 「良かった」


カレン 「おかわりっ!」


マキ 「はいはい(笑)」


カレン 「あーやっぱコーヒー美味しい~|」


マキ 「あははっ」


カレン 「ねぇ、またみんなで遊びに行こうね♪」


マキ 「カレンは高野がいればいいんじゃないの?」


カレン 「マキちゃんもいてほしいもん!それに・・・高野と2人どっか行くなんて、絶対ムリ!照れる(笑)」


マキ 「でも、いつも高野と話してるとき、カレン照れてるように見えないよ?」


カレン 「デートは照れるの~っ」


マキ 「そっかそっか」


カレン 「はは・・・(笑)」









― 二時間後・・・


カレン 「そろそろ帰ろうかな」


マキ 「明日は学校午前だけだね」


カレン 「うん!やったー♪」


マキ 「ちょっと待ってて」


カレン 「うん」


マキ 「母さん、カレンが帰るって」


マキのお母さん 「あ、またいつでも来てね~」


カレン 「ありがとうございます~」


マキのお母さん 「これ、持って帰って♪」


カレン 「わ~ありがとうございます!」


マキ 「ここのお店のクッキー美味しいよ」


カレン 「楽しみ♪じゃ、お邪魔しました」


マキのお母さん 「またね~」


マキ 「送ってくよ」


カレン 「ありがと~!」


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