Episode24x:共闘戦
「清子」をはじめとする学生組8人は戦艦「鬼ヶ島」に到着し、増援してきた敵艦の上で交戦している「雅史」との合流を果たした。
「(清子:)雅史さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!!!」
「(雅史:)き、清子!?どうしてここに!?」
「(清子:)あなたがたを助けるに決まってまして、それがわたくしの使命ですわ。」
「(雅史:)清子...。」
「(ダイアナ:)そんなことより、ほら!!敵が押し寄せてくるよ!!キャプテン、指令を!!」
再会のところ申し訳ないが今は敵と交戦している。
「(雅史:)喜んでいる場合じゃなさそうね。よし、みんな!!僕に続け!!」
「(仁雄:)今回の指揮は可愛い部下のボーイフレンドか。彼に続け、君ら!!」
「(和子:)キャプテンさんについてきましょう!!」
「雅史」を入れた9人は押し寄せてくる敵を迎撃する。人数が増えたことで「雅史」は司令塔としての能力を発揮し、的確な指示を出す。
「(雅史:)清子、久々のシンクロ技でいこう!!」
「(清子:)ええ、いきますわよ!!」
「雅史」の「正義の鉄拳」、「清子」の「サンダーボルト」。2人が繰り出す「レベッカ」に似たシンクロ技「怒りの鉄拳イカヅチパンチ」で艦上の敵をなぎ倒す。
「(雅史:)上出来な技でなぎ倒すのも気持ちいい。」
「(清子:)それを言うにはまだ早いですわ。いくらなぎ倒しても次々と湧いてきます!!かくなるうえは、一度も使っていない炎で...。」
「(ダイアナ:)それなら清子、あたしとの連携技でいこう!!」
「(清子:)いえ、わたくしの炎だけで十分ですわ。なにより禁断の技でして、合体技より強いはずです。」
「(ダイアナ:)...無茶はしないで。」
「清子」の掌から発する炎魔法「フレイムスローワー」は既存の魔法(氷や雷)より高威力で、前列の敵を焼き払うくらいだ。あまりにも強いゆえか、一度も使っていなかったが比にならないほど手強い敵がわんさかいる今、炎の力を解き放つときだ。
「(清子:)手加減は難しいですが、それでも大きすぎる力を可能な限り抑えています。」
氷魔法との組み合わせで抑えつつも、前列の敵を迎撃する。
「(ダイアナ:)威力を抑えるといっても、燃え盛る敵がかわいそうに見える。なんとかして分散しなきゃ。清子、悪いけど...あたしとの連携技で炎の勢いを弱めるから、ッアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!!」
「ダイアナ」の音波ビームで炎の勢いを弱め、焼死せずに済む。それと同時に「清子」の負担を軽減。
「(ダイアナ:)無理して威力を抑えるにかかる負担が大きい。だから...。」
「(清子:)とはいえ、威力を抑えるのが精一杯か、わたくしはもう限界ですわ......。」
今や「エリートガード」のリーダーたる「アレグロ雪郎」は部員にここを任せ、一足先に敵の本拠地に乗り込んだため不在であるゆえ、「ロバート」一人で指揮を執るはめになっている。「エリートガード」複数人に加え「学生組」8人が救援に来たところで、戦況は変わらないまま...。
「(ロバート:)僕一人じゃ無理っしょ。せめてランドルフといった、まともな友があればな......。」
ところが、「エリートガード飛行隊」6機が助っ人6人を連れて救援に駆けつけてきた。パラシュートを展開し、味方のサポートを担う6人とは、「健太」「ラファエル」「シチメン」「ジェシカ」「バニラ」「ランドルフ」のことであった。
「(ダイアナ:)ら、ラファ兄!?」
「(ラファエル:)待たせたな、わが妹ダイアナよ。俺が来たからにはもう安心だ。」
「(ハイペリオン:)御主人様だ、ご無沙汰しております。」
戦艦「鬼ヶ島」の乗組員が6人(スフィア3人、その他3人)しかなく、「エリートガード」の船が味方だとしても、「レジーナ」による一隻制圧したとしても、周囲に敵艦が二隻...四隻。人数的に戦力が足りていない。さて、どう乗り切るのか。
「(ダイアナ:)ちょっと待って!!キャプテン、これまでのいきさつをあたしたちにわかりやすく、まとめて。」
「(雅史:)よし、あとから来た人にわかりやすいよう全部説明しよう。」
今戦っている舞台は日本海。地図では太平洋より小さいだが、実際はとても広い海でもある。戦艦「鬼ヶ島」に搭乗している「レベッカ達」は、海の中心にある人工島を目指していて、敵影もなく日本海の中心まで進むと、待ち伏せされたかのように前後に飛行挺や戦艦が「レベッカ達」の前に立ち塞がれていた。「雅史」はもちろん、「レジーナ」をはじめ「世界の仲間達」は後方の戦艦に、「ミュゼット」と「ハルミ」、「ガジュ」は前方の飛行挺に乗り込んだという。「レベッカと愉快な仲間達」はそのまま敵の本拠地に突入していった。「ロバート」は戦艦「鬼ヶ島」の操縦を任されていた。
飛行艇制圧後、「ヘルバタ」「セシル」「シルビアとアリサ」は「レベッカ達」との合流を選び、それ以外の人達は「世界の仲間達」を援護することになり、飛行艇を降りた6人「アレックス」「メグミ」「ルイザ」「ガジュ」「デイカ」「アマデ」はこれから敵の本拠地に向けて制圧したばかりの飛行艇を操縦して飛んでいく「ミュゼット達」を見届けた。
敵艦の猛攻を受けていて、「ロバート」一人で戦艦を動かすのが精一杯だったが、「アレックス」と「メグミ」、「ルイザ」、「スフィア」3人や「潜入者」複数人が降りてきたおかげで有利に進めていた。僅かな戦力が増えた戦艦「鬼ヶ島」は全力で後方の敵を足止めした。「レジーナ達」が敵艦内で奮闘し続けていて、時間を稼いでくれたおかげで「レベッカ達」は無事、敵の本拠地に到着できたらしい。海上での戦場は「世界の仲間達」に任せ、「レベッカ達」は「敵の本城」を目指して進んでいた。
海上での戦場は任せたものの、戦艦「鬼ヶ島」を一人で操縦している「ロバート」は周囲の敵艦をどうにかするために「雅史達」に後退を命じたうえで増援してきた敵艦を迎撃するも「レジーナ」は命令を聞き入れず無視したせいか、ガラ空き同然の戦艦「鬼ヶ島」は窮地に立たされていた。...とはいえ、「アレグロ雪郎」率いる「エリートガード」が救援に駆けつけてくれていたほか、「エリートガード飛行隊」6機が戦力になりうる6人を投下し、現在に至る。
「(ダイアナ:)簡潔な説明どうも。」
「(雅史:)とはいえ、増援してきた敵艦とやりあうにはもう限界かな。」
「(ラファエル:)ならば、既に制圧済みの敵艦に乗り移ってみてはどうだ?」
「(雅史:)...言われてみれば、そうかも。レジーナが操縦しているらしいけど。」
「(ラファエル:)二股疑惑のバーグマンの養子のことか。ハイペリオン、運べるか?」
「(ハイペリオン:)仰せのままに。2人ずつ移ってみせましょう。まずはカップルおふたりから。」
「(清子:)あら、雅史さんと一緒かしら。では、お願いしますわ。」
カップルおふたりこと「雅史」と「清子」は「レジーナ」が操縦している敵艦一隻のとこまで「ハイペリオン」に運ばれる形で移動した。
「(ハイペリオン:)8人、11人運ぶのに骨が折れそうだ...。」
「(健太:)僕を忘れては困るんだけど。」
「(ハイペリオン:)お荷物同然の帰宅部も入れますヨーダ。...宇宙人だけに。」
立て続けに「健太」...残り11人を「レジーナ艦」に移した。そんなに時間はかからなく、ほぼスムーズにこなしたのであった。
「(ハイペリオン:)一応これで全員か。」
「(ラファエル:)役者は揃ったな。ならば早速前進といくか。」
「(レジーナ:)前進したいのは山々だが、通せん坊四隻いるせいで進むことすらままない!!」
「(ラファエル:)バーグマンの養子よ、それはわかっている。そのために鵲の力が必要なんだ。そこにいるんだろう?バーグマン同様、ボルトロッティの指示なしに留まるに理由はあるはずだ。」
「(マイケル:)...僕がいるのわかったね。そうだ、目前の敵艦四隻をどう攻略するか、考えてるところだよ。」
「(雅史:)でもおじさんのライフルでは撃沈するとは考えづらいし...。」
「(レジーナ:)!!それより、おじさんの狙撃能力を活かして艦砲使ってみりゃあいいじゃん。左右の敵艦を沈めてやれ。」
「(マイケル:)艦砲の使い方知らないが、できる限り使ってみるよ。」
「(ラファエル:)雅史の発言を拾って思いついただけだろう。」
「(雅史:)僕の司令塔のおかげかな。...それよりラファエル、おじさんを知ってるの?」
「(ラファエル:)知ってるもなにも、噂に聞く七面分家を母に持つ、故コンブリオのグランファザーが注目したMI6の元エージェントのことだ。」
「(雅史:)え、そうなの?」
「(清子:)スナイパーライフルを所持していることから、そういうオトナさんでしたの。今後、物騒な銃を持ち歩くとか、目立たぬようお願いいたしますわ。」
「(マイケル:)もちろん、そうするよ。」
「(レジーナ:)そんな雑談なんかより、さっさと片付けよう!!」
「レジーナ」は無人と化した敵艦を操縦し、「マイケル」は狙撃能力を活かし、左右の敵艦をめがけて砲撃する。左右の敵艦は沈んでいった。
「(ロバート:)レジーナの考えとはそのことか。」
「(ランドルフ:)ああ、そうだ。止めはしなかった。」
「(ロバート:)僕も負けてられないな。最後の最後で奮闘しようじゃない。Avanti tutta!!(全速前進だ!!)」
「ロバート」も負けじと前進し、「レベッカ達」のために戦う世界の仲間達は奮闘する。そうしていくうちに敵の本拠地に到着した。
敵の本拠地...元は個人が運営する孤島だったが厄災「テリー(Calamity Xerdtrry)」が日本ネットの全てを掌握することによって陥落され、今はイレギュラーの巣窟になっている。国会議事堂っぽい見た目だった建物が無残にも破壊されて、「ガノン城」に負けず劣らずほど禍々しい城が聳え立つ。「敵の本城」のことは「レベッカ達」がやるとして、「雅史達」は彼らの目的「レベッカ達」のサポートを果たすだけだ。
「(健太:)ちょっと待って!!杏璃ちゃんを助けないと!!」
「(雅史:)え?杏璃がどうかしたの?」
「(健太:)みんな僕の話を聞いてよッ!!杏璃ちゃんは今、あやしいやつらに連れ去られて、どこかに囚われているんだ!!」
「(ラファエル:)雅史の友、帰宅部の女の居場所に心当たりはあるのか?」
「(健太:)!!それは...。」
「(ラファエル:)とにかくだ、いかなる事情でも目的は変わらん。レベッカらをサポートするだけだ。コンブリオのお願いでもあるのだから。コンブリオの指令は絶対だ。」
「(ジェシカ:)ラファ、そんなこと言わずにさあ...助けてあげよう。お姉さまがついてるから。」
「(雅史:)...そういえば大将代理の姉さんは戦えるのね。」
「(シチメン:)いかにも。私はあなたの助けになるって誓ったんだ。だからいつでも助けてやる。」
「(雅史:)...それは頼もしいね。そういうアマガエル軍曹好きの姉さんはどうよ?」
「(ジェシカ:)失敬な、舐めては困るよ。私だってバーグマン直系なんだし。」
「(レジーナ:)...私の場合は、血のつながってない養子だがな。」
「(清子:)長話はもういいかしら?健太さんのいう、杏璃さんの救出が先決ですわ。急ぎますわよ!!」
「(ラファエル:)風紀委員よ、救出するとはいえ、場所がわからなければどうすることもないぞ。」
「(???:)わしが道案内したる。」
「(ラファエル:)な、このいけ好かない口ぶりは...!?」
その口ぶりからすると、「雅史達」の前に現れたのは、空飛ぶモビルに搭乗した、いけ好かない伯爵こと「Dr.デカボット」だった。
「(ラファエル:)...ロゴスキー伯爵か。それに......。」
「(ハンナ:)こうして皆の顔を見るのはLuty以来。久しぶり、雅史くん。」
「(雅史:)姐さん...僕に黙って遠いところで何してるのよ......とはいえ僕もだけどね。伯爵様、姐さんをこんな危ないところまで連れて、何を考えらっしゃるです?」
「(ドクター:)なぬをって、現地に向かうついでじゃけん。お主の助けになりうるかて。」
「(雅史:)姐さんには僕のような若人を支える能力があるようだし、それを見込んだのか伯爵様が連れてきたことには驚いたことだし。ラファエル、伯爵様、有力な人々を連れてきてくれたことに感謝するよ。」
「(ラファエル:)俺はシチメンやジェシカを連れてきただけだ。ほかは何もしとらん。」
「(清子:)わたくしはただ、雅史さんの助けになりたいだけですの。」
「(ダイアナ:)あたしらはコンブリオ先生の依頼で、5人連れてきただけ。」
「(ハイペリオン:)俺が連れてきたんだから。」
「(健太:)こんなところで突っ立ってしゃべらないで、杏璃ちゃんを助けなきゃ!!」
「(ドクター:)おお、そうじゃった。じゃあ、予定通り道案内したる。お主ら揃っとるな?わしを含めて、ざっと20人かのう。それ以外のものは足止めよろしく頼むけん。」
「(レジーナ:)ちぇ、相変わらずいけ好かないドクター。」
「(ガジュ:)じゃあ私は、ミュゼットの仲間とともに戦えってこと?」
「(ドクター:)さよう、そういうことになるかのう。わしの身内はいけ好かない女のために戦う道を選んだ、お主は学生のために戦うことじゃ。」
「(ガジュ:)...わかった。こんなひ弱な私だけど、足を引っ張らないくらいなら、なんとかなるかも。」
翌年に発表される「松風天馬」のような口ぶりをする「ガジュ」。翌年に入れば彼女の人物像は、じきにわかるだろう。
「(ドクター:)...おしゃべりが過ぎたようじゃのう。わしに続け。」
足止めは「レベッカ三人衆(ロバート、ランドルフ、レジーナ)」、「亡命者2人(アイ、晃樹)」、「未来人3人(ジン、モルガン、ドロシー)」、「ルイザ」「アレックス」「メグミ」、「中東2人」、「黒史郎」、「エリートガード」全員、飛行艇を降りた「潜入者」全員に任せるとして、「Dr.デカボット」に案内される形で「杏璃」が囚われている場所へ向かったところが、すぐそばだった。本城の隠し部屋を開き、選抜されたメンバーで突撃するのであった。
これは、目の前の脅威に屈せず「レベッカ」の名のもとに、人と人が団結し脅威に立ち向かうもう一つの物語である。
............。
本城の隠し部屋に囚われし「杏璃」は下着姿(ミントグリーン色のブラ)で吊るされているのであった......。




