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終焉に終焉を。  作者: 終焉を迎えたTomato
第三章 確実に世界を救うために。

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人間というもの

レシオによると、この母船の燃料補給に関しては問題はなく、あるのは燃料の貯蔵庫、そして後右部エンジンの破損や故障だそうだ。

「和人様、どうしましょうか」

ん?そりゃあ待つしかないけど...」

「そ、そっちではなくて...実は」


ーその頃地球(聖天地)ではー

「えーっと、そこなら問題ないと思う!」

「分かった。それより水路なんだが...」

(和人〜!早く帰ってきて〜!)

聖天地に転送されたユズたちは、早速街づくりに取り掛かっていた。街の構想は事前に和人よりユズに伝えられていて、渡された紙には細部まで道路の幅や家の広さ、素材の位置、更には商業区画やデザイン、法律なども記されていた。それはもうびっしりと。そこにある細かくも正確な文字には和人の性格が現れていた。

そして今は細かな調整などを紙に記された通りにユズが指示をしている真っ最中。

「えーっと、ここはお店!ケーキ屋さんだって」

「...なんというか、和人らしいな」

「う、うん。こんなに細かいところまでやるのは和人くらいだよ。それにしてもこの量の紙、どこで買っていつ書いたんだろう?」

「そうだな...書けるとしたら、少なくとも戦いの前だろう。でも、エールの地形や人口などは詳しく教えてないはずだ」

「一回、空を飛んで山脈を超えたから、その時かも。和人がいろんな推測をしたのは...」

「私たちが会った時からか。つまり、和人はこうなることを知っていたのか...」

「和人ってどちらかって言うとやばい人だよね...」

「...否定はしない」

エリア様「ユズ様ー?」

「呼び捨てでいいって言ったのに...今行きまーす!」

この時のユズは、少し和人を心配していた。


...それってやべえことじゃん」

「はい...ですから、和人様の力を貸して欲しいのです!」

いいよ。どうせこれをしないと次に進めないし、進めたとしてもやることないから」

「ありがとうございます!!」

その後レシオと和人は、宿で一泊した。

そして翌日を迎えた。


早朝5:30。和人は目を覚ました。

意外にもすぐ目がさっぱりとした和人は散歩へ出かけた。レシオはまだ寝ているだろう。

和人は散歩中、とあることを考えていた。

(もしレシオの言っていることの他にあるなら...)

昨日、レシオに話されたことについてだ。

もしもっとあるのなら、それは大変なことになる。まあもうすでにに大変なことだけどな。

その後昨日のカフェで休憩し、和人は宿へ戻った。

レシオは隣の部屋だが。全く音がしないので少し覗いていみた。

「...お腹いっぱいですぅぅ...」

い、いやお前まだ寝てんのかよ...」

「..ふぇ?もう朝?」

朝だ。8時だ」

「おはようございまーふ」

はい、おはよう」

少し呆れた顔で返した。

レシオ、どうするんだ?昨日のアレ」

「あ...司令のことですかぁ?」

そうだ。この船の総司令官が今昏睡状態なんだろう?」

「はいそうでふー」

...先に顔洗ってこい」

「ふぁーい」

レシオが顔を洗ってきた。

レシオ、話の続きだが、総司令官が昏睡状態でいないとなると、この船を動かせないって事か?」

「はい、総司令官が昏睡状態でしかも代替役がいないのが現状です。それに加えて、この船のエンジンなどの修理で...」

この船以外にはないのか?」

「全195カ国の合計は137隻です。ですが現在、完全に破壊され、消滅したものが92隻。操縦不可が26隻です。その他にも様々な理由で走行可能なのは僅か13隻のみ」

その後も説明は続いた。クリアは地球。つまり俺らの世界の平行世界線上に存在していて、世界の結合によってこの宇宙に在る感じだ。それの影響もある...だから今後増えるだろう。

今この船に近いのは?」

「2隻あります...いずれも操縦不可ですが」

その2隻の距離は?」

「え?あ....クレイゼア級、アル・グレイスが7時の方向に12Au。アルト級、エト・グラファが23Auです。ですがどうして...」

そうか。なんでもない聞いただけだ」

俺は少し考えた。この2隻をこっちに持ってくるか、総司令官の代役となる人物を連れてくるとか。でも少なくとも12Auだ。遠すぎる。1Auは1億5千万kmで太陽から地球までの距離を1とする。その距離を移動はできないだろう。総司令官代役をこの船の中で見つけ、この船のエンジンなどを直すだけだ...

レシオ、お前は解決策を思いついたりしないか?」

「え?私?!うーん...ないわけではないですけど...」

あるのか?!」

俺は勢いよくがっしりとレシオの両肩を掴んだ。

「ひゃあ?!襲わないでぇー!」

襲ってるわけじゃねえよ!」

「ああ、確かにそうでしたね...」

はあ...で?その考えは?」

「...言わないと駄目ですか?」

ダメだ」

「...和人様が...総司令官代役に...」

...は?」

「その...クリアを救った伝説のある和人様ならなんとかなるかもなあと...駄目ですか?」

こんなでけえ船操縦できねえよ...」

「いや操縦はしませんけど...」

そうだけどそうじゃない...!」

「...駄目ですか?」

レシオはうるうるとした目で上目遣いで言ってきた。俺はこういうのに弱いのだ...仕方なく...

分かったよ...」

「やったーーー!!」

でも俺でいいのか?」

「はい!和人様はみんな知ってますし、世界の恩人ですし!」

何個か世界滅ぼしてるけどな...」

「...私は何も聞いてない。うん何も聞いてない」

そうして、俺の総司令官代役が決まった。司令官だから操縦はしないものの、それでもきっと大変だ。少し戸惑ったが...まあなんとかなるだろう。と言うかなんとかして、早く地球に帰らないといけないんだがな。

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