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健康・メンタルの鍛練編

『当たり前の生活』と言う幻想、日々感謝して生きましょう

作者: 中将

筆者:

 ご覧いただきありがとうございます。

 

 本日は“当たり前の日常”について考えていきたいと思います。



質問者:

 具体的にどういうことなんでしょうか?



筆者:

「健康で毎日生活」これがいかに貴重であるかと言うことです。



質問者:

 え?



筆者:

 よく考えてみてください。今能登半島地震で被災している方々は、


 水が無い。

 

 電気が無い。

 

 食料が無い。

 

 お風呂に入れない。

 

 トイレに行けない。

 

 火事場泥棒に遭った。


 性被害に遭った。


 そもそも帰る家が無くなった。

 

 友達が行方不明だ。


 家族が突然還らぬ人になった。


 街が焦土になった。


 全て津波で流された――


 など、勿論全て遭遇している方は稀だと思いますが、

 僕の平凡な文面では筆舌し難いほどの空前の状況に追い込まれている方もいらっしゃるのです。


 それも戦争・紛争地帯ではなく、僕たちが住んでいる同じ日本でこれだけのことが起きているんです。

 被災からもう2週間になりますが未だに2万人が避難生活を強いられています。


 いかに今の「当たり前の日常」をおくれている自分が「恵まれている」かお分かりいただけると思います。



質問者:

 なるほど、うっかりうつつを抜かして忘れていましたが、

 昨年までマスクをつけなくてはいけなかったり、3密を避けなければいけなかったり、

 ワクチンのことで論争になったりしていましたね……。



筆者:

 23年5月に5類に引き下げられ、報道の熱が止んでから「新型コロナも遠のいた」印象を受けます。

 結局のところ「マスコミが報道しているかどうか」で人々の重要度が左右されていることが分かりますね。


 今も報道されていないだけで、「感染症対策のし過ぎ」の影響などにより免疫力が下がり、

 季節性インフルエンザ、エイズ、RSウイルスやヘルパンギーナ、手足口病など様々な病気が過去最高レベルになっています。


 コロナの遠い影響が今も残っていると言えます。

 


質問者:

 確かに芸能人が亡くなったというニュースも多い気がします。


 こうしてみると、「健康で生きている」という一見“当たり前の状態”がいかに貴重であったのか分かりますね……。



筆者:

 密かに去年は超過死亡過去最多を記録した22年水準と同等の年間死者数です。

 目に見えぬ形で深刻な状況と言えます。


 ※超過死亡の基準となる数値は前年の死者数に大きく影響されるので、23年の超過死亡数自体は少ないです。


 普段なんとなく「役割だから」「社会からハブられないために」と学校や職場に行って、勉強や仕事を機械的にこなしていく、


 そこから生まれる日頃の不平不満がいかに“下らない”とまでは言わないですけど、被災者の方々と比べたら矮小でしょう。


 例えば、


「学校や職場に行くのがダルイ」


「〇〇がウザい」


「××を持っている人が羨ましい」


「誰も認めてくれない」


「お金がない」


「彼氏(彼女)が欲しい」


「税金が高すぎる」


「将来が不安だ」


 こういったことです。



質問者:

 それらの出来事も確かに当人にとって一大事ですが、

一方でその日の生活に窮して水や電気すらまともに無い方がいますからね……。


 そういったことを忘れてしまうのは、人間は贅沢だということでしょうか……。



筆者:

 僕達は幸せと思うべきことが“当たり前化“してしまい、その貴重性に気づけなくなってしまったのだと考えます。


 1978年、ノースウェスタン大学の研究では、宝くじ当選者の大半は当選直後にしか幸福度が上がらず、半年後にはほぼ全員が元の精神状態に戻っていたことがわかりました。


 それに対して鬱病患者は世界保健機関(WHO)は、2017年に世界で鬱病に苦しむ人が2005年と比べて2015年には18%増加し、推計3億2200万人に上ったと発表しています。

 

 このように人間は『幸福には慣れるが不幸には慣れない』傾向にあると言えます。



質問者:

 いったいどのようにすれば幸福を体感することができるのでしょうか?



筆者:

 『感謝をする』これに尽きると思います。心の中でいつも「ありがとう」と言っています。


 例えば、蛇口をひねれば水が出ると思うんですけど、

 これは当たり前ですが上下水道が無事に動いているからです。


 こうして僕のエッセイを読まれているのも電気が通じており、パソコンやスマートフォンが充電で来て、通信環境が正常に動いているからです。


 こうした本来なら“当たり前”になっている事態を「感謝」していくことが大事だと思います。



質問者:

 「親孝行したい時には親はなし」と言う諺もありますからね。

 失ってから重大さに気づいても遅いということですね……。



筆者:

 両親がいなければ今ここに存在していませんからね。

 僕も両親が元気なうちにできるだけ親孝行していきたいですね。


 僕は特に感情がマイナスに振れそうな時ほど、散歩をしながら周囲の色々なことに「感謝」をして気持ちを取り戻している感じですね。


 自分のマイナス感情なんて些細なことなんだと実感できますからね。



質問者:

 そもそも、こんな過酷な日本でも「ゲームの主人公みたいに愉しみながら生きる」とか言っちゃってる筆者さんが、感情がマイナスに行くことがあるのかと……。



筆者:

 いや、さすがにありますって! 特に失敗したり無力感を感じた時にはさすがに気分が下がります。



質問者:

 へぇ……。



筆者:

 信じて無さそうですね……。


 結局のところ世の中全ての出来事は「捉え方次第」だと思っています。


 悲惨な状況下に放り込まれても常に前向きな方はいますし、

 恵まれていることに気づかずに不平不満を言う方もいます。


 今悪い状況だと思われている方でもなるべく良いところを意識して捉え、「感謝」することが大事だと思いますね。


 例えば事故で両足失った方でも「命が助かって感謝したい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。そういった方は不幸な境遇や逆境であっても乗り越えられる精神力が違います。


 こうした差は「感謝」をするとオキシトシンが脳から分泌されて幸福な気分になれることも多数の研究で分かっています。



質問者:

 なるほど、科学的にもプラスの効果が分かっているのですね。



筆者:

 僕や皆さんが「日常」だと思っていることは「幻想」に近いのではないのかな?

 とすら思っています。

 

 能登半島での大地震は“未知の断層”で動いたのは3000年ぶりと言う話もあるので、


 地震大国日本に住んでいる限りは被災地の方々の映像は “明日は我が身かもしれない”と日常が「普通に生活おくれている」ことに「感謝」して精一杯やれることをやることが重要になってくると思っています。



質問者:

 突然、命を奪われてしまうこともあり得るということですからね……。



筆者:

 毎日を大切に生きていきたいですね。

 例え不幸だと思える状況になっても「感謝」を決して忘れないことが大事だと思います。


 ただ、「感謝」をしまくるだけで何もしないというのは問題ですから、

 「ベース」としてある考え方の一つと言うことです。

 

 理不尽な周囲の問題や国民負担を押し付ける政治とは真っ向から戦うべきだと考えていますからね。



質問者:

 なるほど、いつも筆者さんがおっしゃっている「バランスが大事」ということですか。


 しかし、日本と言う国があってこその私たちと言う気もしますけどね。

 政府に対しても感謝する気持ちがあっても良いのではないでしょうか?



筆者:

 確かにそれも一理ありますが、実際に実務で働かれている公務員の方々、警察や消防、自衛隊などの方々に感謝をするべきでしょう。


 あとはこれまでの「日本ブランド」を作ってくださった先人に感謝するべきであり、

 今の日本の国益を海外や利益者集団に売り渡している政府に対してでは無いと僕は思っています。



質問者:

 今の政府は本当に国民にとって”あんまり”ですからね……。



筆者:

 そうなります。国民の生活の増進と言う”結果”を見せてくれないと政府としては役割を果たしているとは言えずお話にならないと思っています。


 と言うことでここまでご覧いただきありがとうございました。

 普段は政治・経済、マスコミの問題について書いていますのでそちらもどうぞよろしくお願いします。

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