アパル
妖魔アパル
子供の背丈ほどの大きさ、醜悪でしわだらけ顔、そして右手に頭蓋骨を持っている老婆のような魔物を見かけたらそれがアパルだ。
アパルは主に山間部や墓地の近くに根城を構える。そこで木や動物の骨でできた簡単な小屋を建て生活する。アパルは主に死体を食料とするため墓地などに忍び込んではナイフのようにとがった爪で死体を掘り起こす。
アパルが墓地を狙うのは食料のためだけではない。子供の頭蓋骨を探すためにも現れる。
アパルは頭蓋骨を見つけると小屋まで持ち帰り独自の方法で魔力を込める。
そうしてできた頭蓋骨を使い、魔術をふるうのだ。
アパルの最大の特徴としてほかの魔物を支配し自分の駒として使い捨てることにある。
主にゴブリンやコボルトを支配下に置き墓荒らしの手伝いをさせたり、外敵から身を守る。
普通ならばせいぜい数体程度しか支配下に置けないが、力のある個体ならば群れを丸ごと支配下に置くこともできる。また人狼やグリフォンのような自分より強大な魔物は操ることができない。
頭蓋骨に魔力をためる方法
1,墓から4~5歳程度の子供の頭蓋骨を探す。根性のある個体なら村などに侵入して子供直接狙うこともある
2.小屋で即席の鍋の中に水、バンパーペリー、トカゲ、魔石、自らの爪数本と一緒に頭蓋骨を入れ
煮込む。
3.煮込みながら定期的に自分の血を数滴入れる。この血には魔力が込められており、頭蓋骨に魔力を入れ込む
4.五日程度この作業を繰り返し、煮込み終わったら頭蓋骨を取り出しさらに血を垂らす。