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パレット  作者: 毛利鈴蘭
9/9

そしてイマは白の空寂に帰す

   

   

   

人には今という時間を感じることは難しい。

   

今を考えたらその瞬間からそれは時の流れに流され過去となり、

先を考えてもそれはまだ起こりえぬ未定の未来。

   

変えられぬ過去と

思いのまま叶えられぬ未来。

   

そして

その時流の渦中にあるのは

私だった存在と

私に成り得るかもしれない存在。

   

常にこの二者でしかない。

   

   

   

今の私たる存在は、一体何処にあるのだろうか。

   

そしてそれを証明するものはあるのだろうか。

   

人が人たる証のごとく掲げる発達し過ぎた自我は、

時にその証明し得ないものに悩み苦しめられる。

   

   

   

   

   

人の子よ。

   

汝の存在とは何ぞや。

                                          

                                          

                                          

                                          

                                          

                                          

                                          

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