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Tribal Conflict World〜人類と魔物の種族間戦争〜  作者: 安固
一章強制縛りプレイ
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第4話変異個体〈孤高の狼 ソリスタ〉2

なんか嬉しすぎて止まらなくなってしまいました。

課題どうしよう...泣

「グルアァーーーーーー!」

「おわーーーーーーーー!」


 という叫び声と共に俺はソリスタと一緒に崖から落ちていく、

 すると空中で体が狼から離れてきたので慌てて毛を掴みつつ体をソリスタの上にしがみつくようにして衝撃に備える。


「うおっ。」

「グルッ。」


 ソリスタが地面に叩きつけられた衝撃で手を離してしまい、俺はソリスタの背中から離れてしまった。


「くぅ、」


 HPを見てみると残り3割まで削られていた。

 ソリスタをクッションがわりにしていなかったら死んでいたなと思いながら周りを見渡すと、すぐ横に立ち上がろうとするソリスタが見えた。


「よう。地面の味はどっだったよソリスタ?」

「グルゥ、ガァーーーー!」


 挑発するように言うとソリスタも威嚇の雄叫びをあげてくる。

 俺と違って直接地面に叩きつけられたソリスタは、全身からダメージエフェクトを立ち昇らせながらもしっかりとした足取りで俺の方を向いた。


「くっそ、どうするかねぇ。」


 とりあえず狼の攻撃方法としてよくあるのが、噛みつき、突進、払いといったところだろうか。正面に気をつければ耐えられそうな気はするが...。


「なにっ」

「グルァ!」


 崖の上で見た動きよりも数段早い動きでソリスタは俺の顔を噛み付いてこようとするソリスタを横に呼び込むように回避し、想定より早い動きについて考える。


「それがお前の()()()()()()()()()()か。」

「ガアーーーーー!」


 正解だと言わんばかりのソリスタの突進をそばにあった木を盾にすることで凌いでどう止めをさすか考える。


(流石に今のステータスが上がっているソリスタの攻撃を何度も避けるのは厳しい。かといってこっちから攻撃を仕掛けても、もしソリスタのステータスアップがAGIだけじゃなく他の数値にも効果があるとすれば攻撃してもダメージは受けないだろう。)


 とりあえず追いかけにくくしようと思い森の中に入ろうとすると盾にしている木の反対側からソリスタの叫び声が聞こえたので慌ててその場から離れる。次の瞬間、盾にしていた木が折れてその向こう側からソリスタの姿が見える。


「もうちょっとなんだよ!くそっ何かないのか!」


 そういいながら逃げようとしていたとき、ふと()()()()を見て策とも言えないような策を思いついた。


「こっちだクソ犬!決着をつけようぜ!」


 そう言って俺は森の中に入った。そしてある地点で止まると、追いついたソリスタの攻撃を木を背に避ける。

 そうして周りの木をどんどん傷つけさせていく。


(もうちょい。もうちょいだ。)


 その時、ソリスタが体を低くし力を溜める予備動作をした。

 俺は初めて見る予備動作だったので反応が遅れてしまった。

 ソリスタは叫びながら体を一周させ爪で周囲の木ごと俺を切った。

 とっさに後ろに飛んだ俺の体を掠めた爪は両足を切り飛ばして、周囲の木を半端えぐった。すると、えぐられた周囲の木が中央にいるソリスタに向かって倒れた。


「よっしゃ!作戦どうりだ!」

「グルアァーーーーーー」


 どんどん声の勢いがなくなってきたソリスタの叫び声を聞きながら、俺は這いずって木が落ちた中央地点のソリスタのところに行った。

 驚くべきことにソリスタは新しいダメージエフェクトを出しながらもまだ生きていた。


「まじかよ...これでも死なねえのか。」

「グルゥ...。」


 しかし、流石に虫の息のようで木を押し除けて俺を殺すことはできないようだ。


「なんて目してやがる...。」


 ソリスタは死にかけのはずだが、未だに戦意を失っていない目をしていた。あまりのその凄さに尊敬の念を覚えながらも唯一残っていた右手の手のひらにある一角兎の角をソリスタの残った左目に突き刺した。


「流石"孤高"でも俺の勝ちだ。」

「.....グルゥ。」

「お前を糧にして俺は強くなる。」


 変異個体〈孤高の狼 ソリスタ〉を討伐しました!

 MVP アヤト ユニークアイテム 孤高の絶牙(ソリスタ)を入手しました。


 俺は、アナウンスを聞きながらさっきまでの戦いに想いをはぜ...


「あれ?どうやって帰ればいいの?」



次は初めての進化です!展開早いかな?

いい塩梅が分からない...

改めていつも読ませていただいている小説の作者の方々が凄いか思い知らされます。

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