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Tribal Conflict World〜人類と魔物の種族間戦争〜  作者: 安固
一章強制縛りプレイ
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第3話変異体〈孤高の狼 ソリスタ〉1

ブックマークがついていて嬉しくなったのでもう1話投稿します!ありがとうございます!

「もってくれ!俺の足ー!」


 俺は今、森の中を必死に走っていた。

 俺の後ろには小鬼(ゴブリン)(ウルフ)一角兎(アルミラージ)が10匹以上追いかけてきていた。


「ちくしょう、調子にのってた...」


 なんでこんな状況になったというと十分前にさかのぼる。


 ―――――


 十分前


「とりあえず変身してみたけどこれどう使おう?」


 俺は手の甲に生やした一角兎の角を見ながら呟いた。

 複体(弱)に一角兎の角を登録できたので、休憩中に変身してみようと思い複体(弱)を使ってみた。

 思考入力で一角兎の角を選択し、変身できる場所が光って見えたのだが、手の甲とひら、足、額、肩など結構多い場所が光っていたのでとりあえず変身している様子が見やすい手の甲を選んでみた。

 そうすると黒いモヤが手の甲に集まってきて一角兎の角になった。


「これで一応武器?みたいに使えるな」


 今まで殴ってばっかりだったので選択肢に刺突ができたのは単純に戦闘方法が増えて嬉しかった。


「おっ、ステータスも上がってるな。」


 ステータス画面を見てみるとSTRが2だけだが上がっていた。


「うんじゃ、進化目指して狩り行きますかね。」


 何人かの目線を感じながら俺は広場から離れ森に入っていった。


 ―――――


「あそこで調子にのらなかったらなーーー!」


 森に入ったあと狼と戦闘になり、その際一角兎の角を使うと殴るより良いダメージがでてテンションが上がった俺は、森を走り回り見つけた魔物に手当たり次第喧嘩を売っていた。

 そうしていたら、群れとエンカウントしてしまい多勢に無勢で逃げているという状況だ。


「流石に10匹は無理ーー!」


 そう叫びながら走っていると遠くの方に崖が見えてきた。

 そしてその崖には、普通よりも大きく何よりも毛が黒く所々に赤い線がはいっている狼に追いかけられているスライムがいた。


「おーい。邪魔だーー!逃げろーーーー!」


 叫んでこちらの状況を気づかせようと叫んだらスライムと大きな狼がこちらの存在に気づいたらしい。


「あ、俺のアホっ!こっから叫んだらあのデカイ狼にも聞こえるじゃねぇか!」


 やらかしたことに気づいた俺はどう逃げ切るか考える。


「こっちにきたらダメ!こいつ変異個体だから!」


 スライムのプレイヤーが俺に警告してきた。え?変異個体それって確かめっちゃ強いボスじゃ...。と思ったところで俺の目の前にウィンドウが現れて


 変異個体〈孤高の狼 ソリスタ〉とエンカウントしました。


 と表示された。


「まじかよ...。ついてねぇなあ!」


 前門の(変異個体)後門の集団(魔物ども)に挟まれる状況になった俺は逃げることを諦めて複体(弱)を使って逃げる前に狩っていた一角兎の角に両手の手のひらと右肩を変身させた。


「崖のギリギリにソリスタを引き付けてくれーー!」


 俺はそういうと後ろを向き集団で来る魔物どもに向かって右肩を向けて突撃した。


 ・・・・・


 スライムside


 森で狩りをしているといきなりウィンドウが現れて掲示板で騒がれていた変異個体とエンカウントしてしまい逃げ回っていた。

 しかし、逃げられていると思っていたら崖の方に誘導されていたらしく徐々に追い詰められていった。この狼意外と頭がいいんだ。とぼんやり考えていたらいきなり後ろから「おーい。邪魔だーー!逃げろーーーー!」と聞こえてきた。

 いや、逃げられるなら逃げているよと思いつつ声がした方を見ると魔物を集団をトレインしている真っ黒な魔物が見えた。

 あんな魔物いたかと思いつつ、このままだとあのプレイヤーもこの狼に狩られると思い。


「こっちにきたらダメ!こいつ変異個体だから!」


 と警告した。これで大丈夫かと思ったらこっちに走っているプレイヤーが「崖のギリギリにその狼を引き付けてくれーー!」と叫んできた。

 なにをしようとしているのかと思いながらも私はソリスタを引きつけるため崖のギリギリに移動した。


 ・・・・・


 アヤトside


 数分たったので、もうあのプレイヤーも移動したかと思い、飛びかかってきたゴブリンの目玉を手のひらの一角兎の角で突き刺しつつ後ろを見るとちょうど崖のギリギリまで移動したところだった。


「ソリスタもまあまあ崖に近づいているし.....行くか...」


 俺はそう呟いてソリスタのいる崖の方へ走った。

 残った魔物は途中までついてきたものの近づくにつれ追いかけるのを諦めて森へ帰っていった。


「こっちだ犬っころ!」


 そう言って狼の注意をこちらに引き付けて、俺は一角兎の角をソリスタに突き刺してそのの背中にまたがった。


「今のうちに逃げとけ!」


 スライムのプレイヤーにそう叫ぶとそのプレイヤーは「わかった!」といい急いで離れていった。よしよし、これで()()()()()()()()()


「おらぁ!くらえやクソ狼!」


 そういいながら俺はソリスタの右目に手のひらの一角兎の角を突き刺したそうしたらソリスタが右目の痛みに暴れて足を滑らせ、俺もろとも崖から落ちていった。


「グルアァーーーーーー!」

「おわーーーーーーーーー!」






ちなみに1話の語数ってどのくらいがいいのでしょうか?

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