第20話ひと時の休息
ずっと更新しなくてすみませんでしたァ!!!ただただ他の作品を読み漁ってました!この頃はハイファンやローファンなどを主に読んでますね。何か一押しのおすすめがあれば感想などで教えて下さい。それではどうぞ
昨日は第二回イベントでの俺たちの対応なんかを話し合って明日からイベントに向けて準備しようって話をしたんだが...
「.....なぁこれいつもとほとんど変わらなくないか?」
俺たちはいつも通り3人で第二エリアの草原でずっと小鬼の上位種を狩り続けていた。
「そうだけど俺たちは魔物だからね。戦闘と侵略ぐらいしかやることないししょうがないんじゃない?」
「流石にそんなことないよ。魔物のプレイヤーでも生産オンリーの人も二人が知らないだけで探せばいるものよ?」
俺の戦闘スタイル的に他のプレイヤーと関わりを持たなくても大丈夫だが同じようなマイは持ってたのか...そこはかとなく自分のコミュ力を試されている気がする...!
「へぇマイさん生産職のプレイヤーの知り合いがいるんだ。もしよかったらだけど杖作っている腕のいいプレイヤー知ってるなら教えてくれないかな?」
お前は逆にこの中で唯一、装備いるやつだろうが!なんで知り合いいないんだよ。
「とりあえず話を戻してだ。なんでそんなに経験値稼げるわけじゃないここを選んだんだ?準備って言ってもここじゃなくて他のところの方が良くないか?」
それこそアリのところとか数はそっちの方が上だし、もう数も増えてそうだし。
「いや俺もここよりも経験値が上手いところがあるのは知ってるけどね...何か忘れてないかな?」
え...何かアリとかじゃダメな理由あったか?
経験値では無いとしたらなんだ?場所?3人とも別にアリが倒せないってわけでもないしな...
「え、アヤト分からないの?流石にこれだけ言われたらすぐに分かったわよ?」
ま、まじか...マイも分かって俺だけ分からないのはなんか嫌だけど...いや、まじでなんだ?
「はー、しょうがない。もうこんなので時間取るのもなんだから言うけど素材だよ。さらに言うならスキル用の骨だよ。」
..............あ
「この前の防衛戦だったら常に供給されてたからよかったけど普段は自分たちで集めなきゃいけないからね。」
そうかあの時は敵の数が多すぎて骨をいくら使っても使えきれないほどの骨があったから残りとかを考えずにバカスカ使っていけたけど今回は自分たちで集めて準備していないといけないのか。
「あーそういうことね了解した。そう言うことなら文句もないよ。」
「そう?それならよかったよ。俺としても準備する時に出来るだけの骨は集めておきたいからね。」
スケルトンのステータスは雑魚だが数があれば敵の足止めぐらいはできるし更に自爆したらダメージまで与えられるかなり優秀なスキルだからな。
「...ねぇ、それはそれとしても暇だから勝負でもしない?」
暇になったのかおもむろにそんなことをマイが言ってくるが...
「いいのか?暗殺型のマイだったら俺と野ーライフには勝てないんじゃないのか?」
「まあ一度に複数人相手にできる二人と1匹1匹狩っていく私じゃ普通にやったら相手にならないかもだけどハンデをつけたらいい感じになるんじゃない?」
そんなことを言いながらどこか余裕を感じさせるマイを横目に見ながら考える。
「それじゃあハンデは具体的にどんなのにするんだい?こう言ってはなんだけどかなりのハンデじゃないと意味ないんじゃないかな。」
マイが勝負を提案し出してから何かを考え込んでいた野ーライフだったが意外と乗り気なようで早速この急な勝負の内容を詰めていった。
「それじゃあ私が出発してから30分経ったら二人がスタートね。そのあと二時間で町に集合で骨の素材の数で決めるということで禁止なのは素材を買うことだけよ。」
三人でぱぱっとルールを決めると早速マイは森の奥へと消えていった。
これから30分間暇だし気になったこともあるのでついてに野ーライフにも聞いてみる。
「なぁ野ーライフ。」
「どうしたんだい?」
「マイはどうやって勝つつもりだと思う?ぶっちゃけこの勝負マイがかなり不利だろ?」
「うんそうだと思うよ。マイさんは勝とうと思うとかなりきついと思うね。まあ別に何か罰があるわけじゃないし張り合いを持たせるくらいの気持ちかもしれないけどね。」
なるほど三人とも飽きてきたのを察してモチベーションを保つために言ったってこともあるのか。
「まあやるからには勝つつもりでやるけどね?」
「それは俺もおんなじだけどな。」
この後ちょっと話をしていたらいつのまにか時間が迫っていて驚きながらも別々の方向にスタートしていくのだった。
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