第19話第二回イベントに向けて
遅くなりすみませんでした...
この一ヶ月他のじゃしんやら空飛ぶやつや呪いのやつなどを読みまくっていました。これを三章にするかどうか悩みもしましたが、まあ大丈夫だろうと思い投稿を再開します。本当に間隔が空きすみませんでした。
拓郎から第二回のイベントについて聞いた次の日。俺と野ーライフはログインしてイベントについて話し合いをしていた。
「運営よ...この前やっとクソ猿討伐したってのになんでそれよりひどいの出してくるかね...。」
「そう言っても仕方ないだろう。それよりもだよ前回と明確に違うところがあるだろう?それについて話していたほうがいいかと思ってね。」
前回と明確に違うところ?一方面から来る敵が全方面から来ることになったこと以外に何があるんだよ。
「といってもこれは俺の予想なんだけどね。俺たちがあまりに遅いと強い魔物が出るかもしれないっていうのはわかってるよね?」
「まあイベント名に災厄の種とかあるもんな。それでそれがどうしたっていうんだよ?」
「それも危険と言ったら危険なんだけどね俺が考えているにもっとやばいのが領域だと思うんだよね。」
領域?魔物の住処的なやつだったか?なんでそれがやばいんだ?
野ーライフは俺の顔を見て理解していないのが分かると大袈裟にため息をつくと俺に危険性の説明を始めた。
「よくわかってないような顔をしているけどさ領域が広がるとその魔物の住処が増えるってことだよ?住処が増える分魔物も増えるだろうから攻略がキツくなるしね。なによりも必ずではないけどそこのボスが進化するかもしれないしね。」
なるほど?次の攻略に差し支えるということか、たしかにそれなら領域を広げられるのをできるだけ抑えなければならないが実際問題そんなことできるのか?だって今回は全方面から魔物が来るんだぞ?
「流石にそんな早く領域が広がるとは思えないから猶予はあると思うしその間で強化と情報を集めると言ったところなのかな。今回のイベントでもうそろそろ中位のプレイヤーも出るかもね。」
「災厄の種って俺たちのことも含めてんのかね.....なんだよ鳩が鉄砲食らったような顔して。」
「いやそれをいうなら豆鉄砲だけどね鉄砲食らったら鳩死んじゃうだろ...。まあアヤトに言おうとしたこととられたと思ってね。」
そんなふうに野ーライフと二人で話していると見覚えのある楕円になっているスライムがやってきた。
「二人ともこんにちわ。第二回のイベントはどんな風にやっていく?」
「そうは言っても来るのは第3エリアの魔物だろ?予想のしようもないから今から決めることとかあるのか?」
「そうとも言えないわよ。第2エリアの状態から次のエリアの環境を予想することはできるでしょう?他のプレイヤーの動向とかも見ないとね。」
「他のプレイヤーがどういうふうにイベントに参加するかは確認していたほうがいいだろうね。一つの方角に集まる可能性もあるし。」
なるほど戦力が分散されて薄くなったところから突破されてもダメだってことだな。そしてエリア数から考えて最低でも四種の魔物が領域を広げるために攻めてくるってことか。
「まあ今回は前の防衛戦よりは楽になるかもしれないけどね。」
「ああ、掲示板のことか?あれは納得できる部分もあったな。」
「そうだね、たしかにその魔物の個性というかそういうものが出てきた感じがするよ。」
ただ、プレイヤーたちには強化だろうが俺の種族のドッペルゲンガーの特性ってのはほぼ確実に〔複体〕だろうからあんまり興味ないんだよな。最初から使えたスキルが種族の特性で運が良かったから今はほとんど無双できているけどもうそろそろ厳しいだろうな...
「ま、とりあえず俺たちは攻めてきた魔物でどこを防衛するか決めようぜ。」
「いやいや、ここはプレイヤーが少ないところが魔物が少なくて経験値的にも美味しいからそこらへんも考えようよ。」
「うーん。私としては少数の強い魔物がいいかな?その方が戦いやすいし。」
「いや、それはバスでよくね?イベントが進んできたら上位種も出てくるだろうし。」
「それもそうだけどイベント内容的にそんなに単体の.....」
「たぶんそう......」
「それなら.....」
議論に熱中し過ぎてその日のほとんどの時間を使いながら三体の魔物の計画は練られていくのだった。
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