第18話第二次町防衛戦5
これでこの章は終わりです。次回は他のプレイヤーの強化をするつもりです。今のままでは魔物らしいとは言えないので。^_^
ちょっと開くかもしれませんが気長にお待ちください。
それではどうぞ。
あれから俺はリスポーンすることなくログアウトして後日、拓郎から結果を聞いていた。
「それで晴人が爆発した後、ほとんどの大猿は瀕死だったからすぐ倒せてね最後は変異個体のアジックとのラストバトルだったんだけどね。結局ガイさんがトドメを刺してMVPになったんだよね。」
「ほーんまあそれはよかったねで終わりでいいんだけど「いいんだそれで」いいんだよ。ドロップした固有はなんだったんだ?」
やっぱり今のところ俺とガイさん以外持っていないオンリーワンのコンテンツは気になってしまうものだ。今回の変異個体は他の魔物を誘導するものだから固有の効果もそのようなものになるはずだから強力なのは間違い無いだろう。
「それがねえ、ガイさんが性能を公開してね。それがかなり強いものでねー盛り上がってたから掲示板でもわかるんじゃない?」
「見たないんだよなー。俺明日提出の課題してたから。あの先生おかしいよいきなり自己紹介の紙書いてこいって言って自分の絵まで描かなくちゃいけないからな。」
この歳になって自分の絵付きの自己紹介を書かなくてはいけないとは思わなかった。しかもそれが宿題で来るとは...
「それは何というか.....個性的な先生だね。俺のところの先生はそんなことなかったからなぁ。」
「それはいいなぁ。まあ始まったばかりだからまだハズレとも言えないんだけどな。それはそれとして結局、固有は何系でどういう能力なんだ?」
「ああそうだったね。それがドロップしたのは盾でね、効果としてはま下位は確定で中位は確率だけど対象の位階の魔物の注意を引くというものだったらしいよ。この能力は盾役としては多分ずっと腐らないだろうからね。」
俺も同意見だな。もっとプレイし続けて強くなればわからないが少なくとも当分はずっと使えるであろう能力だ。...ぶっちゃけて言えば俺の〈窮地一牙〉より強く無いか?俺のは体力が3割以下でやっと発動するのにガイさんのはそんなの無いだろうしな。
「まあここまでが町防衛戦までの話だね。他に重要な話が二つあるんだよ。」
「お、まだ何かあったのか。あれ掲示板とかも見たなかったから何があったかとか知らないんだよな〜。それで何があったんだ?」
「一つ目はまああんまり関係ないかもだけど、プレイヤーの大幅な強化が見込めるってことかな。言うなれば今まで人類種と同じような戦い方をしていた魔物プレイヤーたちが晴人や他の人の戦い方を見て各々の種族の特性をよく考えるようになったってことかな。」
たしかに小鬼のプレイヤーなどは特に人類種と変わらないような戦いかたではあったもののゴブリンの特徴とは何だろうか、
他の魔物で個人的に思いつくのはスライムは固定された形がないことだと思だ。ちょっと練習しないといけないが、思うように形を変えられることができるようになれば、いろいろなことができるようになるからだ。そしてスケルトンで言えば野ーライフのスケルトン召喚からの〔道連れ〕は強いだろう。骨関連でなにかボーナスがあるかもしれないのであれも特徴と言えるかもしれない。
「色々とゲームが始まってきたということだな。で二つ目はなんなんだ?」
「あー二つ目なんだけどね...」
ハァ、こいつが言い淀むとは何かめんどくさいことがありそうだ.....
「第二回のイベントが発表されたんだよね。......まあ何というか...プレイヤーを殺しに来ているというか。」
「え、殺しに来てるってどういうことだよ。流石に運営が第二回でそんな鬼畜なイベントは起こさないだろ。」
何しろ俺たちは未だに下位しかおらず、まだまだ人類種との種族間戦争でも主力と戦えるような力はないだろう。
「まあ今回は人類種側との戦いではないんだよね。どちらかと言うと俺たちのトップの神が用意した俺たちを強化するためのイベントみたいな?」
「いやそこで首をかしげられても困るんだけどな。それでどんな内容なんだ?強化イベントなら経験値が美味しい魔物でも出てくるのか?」
あと1回か2回進化すれば中位に行けるかもしれないから、ちょっと怪しくてもここでの強化イベントは嬉しいもんだ。
「あーうん。内容聞きたいよね、それじゃあ言うぞ?その内容はー----。」
「...........ふっふざけんなよぉぉぉぉーーーーーー⁉︎⁈⁉︎」
拓郎から第二回イベントの内容を聞かされた俺は運営のあまりの鬼畜さに絶叫をあげるのだった。
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