第15話第二次町防衛戦2
かなり空いてしまいました...すみません。
なぜか他の小説の設定を1日で6000文字ほど書いてしまいました...。
他の方々は書き始める時どのくらい設定を練っているのか気になるこの頃です。
遅れてしまい申し訳ありません。それではどうぞ
今回の防衛戦では新しく堀と投石器が追加されていて落とし穴の場所も変わっている。配置的には森から町の間に森→落とし穴地帯→前衛→後衛→堀→投石器→外壁という風になっている。
前回は後衛の前にあった落とし穴は、あまり機能しているとは言えなかったらしいが、今回は森のすぐそばにあるので最初に来る魔物には効果があるだろう。
俺たちが叫び声をあげるとそれに呼応するように森の中から魔物たちが飛び出してきた。やはり最初は足の速い狼が出てきて前衛に飛びかかろうとするが、走っている何匹かはそのまま運悪く落とし穴に落ちていく、落ちなかった残りは走るのを妨害するように置かれている落とし穴のせいでいまいちスピードがでないようだ。
「タンク前に出ろ!抑えたら攻撃いくぞ!」
それでも何匹かの魔物は落とし穴をさけて俺たちのいる場所に近づいてきたので前衛の代表者が指示をだして前回のようにタンクが攻撃を受け止め、その後に攻撃役が攻撃を与えるといったようにまたローテを組んで迎え撃つ。
「お前ら!この前みたいにすぐ抜けられんなよ⁈気を引き締めてかかれ!」
最初の激突が終わりほとんどの狼が弾き飛ばされ、中には串刺しにされて仲間の魔物に投げつけられる狼もいた。
前回戦った経験が生かされた結果と言えるだろう。
俺はといえば後ろに下がって他のプレイヤーたちが戦っているところを見ている。俺としては最初から戦闘するつもりだったのだが他のプレイヤーから、一人で戦闘できる俺は残って空いた穴を埋めてくれと言われたので待機しているのだ。
「お前ら!もうすぐ後衛の遠距離攻撃が来るそうだ!合図をしたら下がれ!」
俺はそう言い後ろを向いて合図を待っていると外壁の上から火球が上空に撃たれた。
その合図を見た俺はすぐに前衛に後退するように叫んだ。
「味方の遠距離攻撃がくるぞ!みんな下がれ!」
そう叫ぶと前衛にいたプレイヤーたちは相手をしていた魔物を押して後退させて後ろに下がった。
そして魔物たちが下がった俺たちを見てなんと思ったか勢いよく進軍しようとした時、ものすごい音とともに魔物の集団の中央に扇状になるように岩が落ちていき、周りにいた魔物ごと跳ね飛ばし押し潰した。
一緒に降ってきた色とりどりの魔法は魔物の集団にまばらに落ちていきかなりの数を討ち取った。
「お前らぁ!討ち漏らしをやれ!早く次に備えるぞ!」
代表者が喜ぶプレイヤーを尻目に、森の奥から続々ときている魔物に備えるため指示をだす。
プレイヤーたちは喜びながらも事前に指示されていたことを忠実に守って次に備えている。
近くにある岩を破壊して邪魔にならないようにしてダメージを負っているのもは回復をしながら隊列を組み直していく。
「さて、次はどの魔物が来るか...」
この時、俺はもうそろそろ自分の役目が来そうだということを感じ取っていた。
・・・・・
マイ視点
私たちは変異個体を討伐するために開戦したと同時に戦闘場所から少し離れた位置から森の中に入っていった。
少し離れて森に入ったためか、あまり魔物にもエンカウントせずにしたとしてもすぐに倒して進めていた。
「ここから三つのグループに別れて変異個体を探す。変異個体を見つけた場合は上空に魔法を撃て。それでは解散。」
ガイさんはそう言い私たちは三つのグループに分かれてそれぞれの方角に変異個体を探しに向かった。
私はガイさんと魔法使いのゴブリンのプレイヤーと熊の魔物のプレイヤーと一緒に進むことになった。
「それでは俺たちはここから西に向かう。まあ奥だな。一応いつ変異個体が現れるか分からんから気をつけていこう。」
移動速度を上げるため防具以外の装備をアイテムボックスに入れたガイさんを先頭に私たちは西に向かって森の奥へと向かった。
・・・・・
野ーライフ視点
「今回は前より持っている気がするな...」
魔法を撃つ合間に独り言を呟きながら前線を見ると、落とし穴が邪魔をしてスピードが出ていないため勢いが足りず、タンクが楽に受け止められている。
前回と同様に最初が狼で次に小鬼が出ると...
相手の変異個体は魔物の構成を変えていない?
いや、これは第一エリアでエンカウントする魔物だけだから、こいつらしか集められなかったと思うべきか...
相手の編成について考察しながら魔法を撃ち前衛を巻き込まないようにしながら敵を倒していく。
そのとき相手の編成をよく見ていたおかげか新たに森の奥からやってくる魔物に野ーライフはいち早く気づけた。
「おいおい。やっぱり前と同じようには行かないよな。」
そこには杖を持ったゴブリンがおよそ10体ほど並んでいた。
「ここで魔法はきついなぁ。想定よりも早かったけどアレここが切りどきだよね。」
わざわざ事前にたっぷり準備したんだから楽しんでもらわないとね...。
周りのプレイヤーがちょっと目を逸らすレベルでニヤリと悪そうな顔(骸骨)をして野ーライフは投石隊に連絡を取った。
「それではお願いします。」
前書きが長かったのでこちらに書かせていただきます。
ブックマークをしてくださっている方はありがとうございます。
今回してくださる方はよろしくお願いします。
この章を年内に終わらせたい!




