表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Tribal Conflict World〜人類と魔物の種族間戦争〜  作者: 安固
二章ようこそ魔物の国へ!
33/41

第14話第二次町防衛戦1

2度目です。すいません車校に行かなきゃいけなくなったので本日あと1話ぐらいだと思います。

ブックマーク・感想よろしくお願いします。

それではどうぞ

 投石器という案しかまだ出てないからな...他に何かあるか...

 防衛面からの意見が出たので逆に変異個体を討伐するための討伐隊について考えるか。となると気になるのは...


「ガイさん。変異個体の討伐をするやつらは、何人ぐらいにする予定でどんなやつが選ばれるんですか?」


 案ではないが一応聞くだけタダだと思い聞いてみる。

 ほかのプレイヤーもそれは気になっていたのか仲間との話し合いをやめてガイさんの返事に耳を傾けているようだ。


「そうだな.....まずは足が速いやつと何らかの方法で変異個体を索敵で見つけることのできるやつ。そして何よりこれが大事だが...変異個体を倒せるやつらだ。そうは言っても変異個体にタイマンはれってわけじゃないけどな。あくまでもパーティー単位での話だ。」


 なるほど、たしかに変異個体の戦闘力は低いかもしれないが、それは戦闘になったら必ずそこで討伐できるって意味じゃないからな。足が早かったり迷彩の能力があったりしたら戦闘以前の問題になってしまう。


「あ、思ったんだが堀を作るってのはどうなんだ?外壁からちょっと離れたところに掘ったら前衛があまり後衛に意識を割かなくて済むんじゃないか?」


 堀か...結構いいな穴を掘るだけでできるし、この防衛戦が終わった後でも日常的に使える。


「ふむ。確かにありだな。しかし何故外壁から少し離すのだ?外壁のすぐ外にまで穴を開けたら誰も門には近づけないと思うが。」

「そりゃ今回は岩を投げてくる魔物がいるし他にも魔法とかを防げるようにプレイヤーを置いておくためだな。魔物は人類種と比べてもステータスな高いらしいから投石とかも普通にできると思ってな。」


 なるほど確かに弱い魔物に位置する中位(ミドル)でもうかなりでかい岩での投石ができるから外壁だけに頼らずに外で外壁を守るプレイヤーを設置した方がいいということか。


「魔物だとデカイ遠距離が多いということか...うむ確かにちょっと離した方が良さそうだな。相手の遠距離攻撃はこちらの魔法で迎撃しようかとも考えてはいたが...今回の敵にはいけそうだが次がなぁ。」


 今回の下位(ロウ)ばかりで最高でも中位(ミドル)なら投石とかでもダメージを与えられそうだが上位(グレーター)のバジリスクに効くかと言われれば確約はできないくらいだ。


「次の襲撃時では俺たちは相手の遠距離攻撃の迎撃には魔法をこちらの遠距離攻撃には投石器をつかうのが決まった。俺の知り合いの生産職のやつに聞いてみたんだが、調べてみたら原始的なやつもあるからいけるらしい。さあみんな次の町防衛戦も力を貸してくれ!これで話し合いは終わりだ!」


 ガイさんや他の人たちはまだ防衛戦について話すようだが予想される日数までにできそうな案は集まったため俺たちは解散してもらってもいいということらしい。


「それじゃあ俺たちもいい時間だし今日はこれでログアウトするか?」


「そうねぇ結構時間が経ってるしいいかもね。」


「区切りがいいしいいんじゃないかな?それじゃまた明日ね。」


 始まったのが夕方からだったためか何気に時間が経っていたので挨拶もそこそこにログアウトしていく.......







 のを見送って結局一度も狩りに行ってなかった()()()()にいく。


「わざわざ強化できるポイントがあるんならそこを強化しない理由はないんだよなぁ。」


 この頃、散々狩りをしたお陰であと少しでも進化するところまでいっている魔物は人気のないところで狼になり第二エリアに走り去る。

 自己の更なる強化を目指して。



 ―――――


 次の日から俺たちは念の為第一エリアに残りスキル確認や堀を掘る手伝いなどをして時間を潰していた。


「斥候役のプレイヤーからのメッセージがないのがこんなにも待ち遠しいとはね。」


「そりゃお前からしたら早くきてほしいだろうな。毎回毎回それはめんどくさいだろうしな。」


「それでもそれが決まれば防衛しやすくなるからね。特別な役割があるだけいいじゃない。」


「そうなんだろうけどね...魔法が普段より使えないのはやっぱりね。」


 野ーライフは現在急遽決まった策のためMPが半分ほど使えない状態なのだ。全く使えないわけじゃないのだがそれでも狩りにはきついらしい。


「あっ、2人とも動きがあったって!」


 掲示板で魔物たちの襲撃について話し合いをしている板を見ていたマイが大急ぎでこちらに来ながら魔物の襲撃が来たことを伝えてくる。


「それじゃあそれぞれの位置に着こうか、俺が後衛でアヤトが前衛でマイさんが討伐隊だね。お互いにがんばろう。」


 そう、俺は討伐隊に行く前衛の穴埋めを頼まれて討伐隊には選ばれなかったのだ。まあもうすでに変異個体を狩っているから選ばれなかったというのは事前にガイさんから謝罪とともに言われているから納得はしている。だから代わりに魔物の集団を倒してレベル上げと進化を目指そうと思う。


「おう、タイミング間違えんなよ。」


「変異個体討伐してくるねー。」


 それぞれが別の場所に行き、防衛の準備を終わらせたちょうどに前回同様複数の魔物の足音が重なって森が揺れているような感覚がした。

 それを気づいたプレイヤーたちがそれぞれの配置につきそれぞれの得物を構える。


「お前らぁ!俺たちの仕事は変異個体を討伐隊が討伐するまで耐えることだ!なぁに変異個体もすぐに討伐されて終わるさ。だから今回で終わらさせるぞ‼︎」


「「「おおおおおおおおおおお!!!」」」


 これから2度目の防衛戦が始まる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ