第11話町の完成
試験があるので更新できないかもしれません.....
あとストックがない....のでちょっとお休みするとおもいます。楽しみにしている人がもしいたらすみません。
それではどうぞ
魔物の襲撃から一週間たちかなり町も形になってきた。
町と言っても戦闘をしたく無いプレイヤーや生産職がしたいプレイヤーが利用するための場所しかなく、通貨も無いため今は現物での物々交換を行っているようだ。
町の中は建物は意外と少なく工房、作業場、露店などの必要最低限の施設しかない。それでも魔物に襲われないという点はデカイ。これでしっかりと腰を入れて武器や防具などの装備も作れるし、戦闘をするプレイヤーも拠点を持てる。なにより外よりも安全にログアウトできるというのが良い。
しかし、不都合もあるようで通貨がないので素材の一般的な価値が決めにくいため多少トラブルが起こる場合があるらしい。
俺は一回吸収に成功してしまえば後の素材はぶっちゃけ要らないまであるので中位以下のものは野ーライフにやっている。かわりに新しい素材が手に入ったらそれを俺に優先的に回すということになっている。ちなみにマイは素材を使って何かしらコソコソと使っているようだが教えてもらえなかった。
「そういやこの前の防衛戦で俺もうそろそろ進化なんだよな。」
この前の防衛戦までのレベル上げでレベル10から14まで上がっていたのだ。倒しているのが格下ばかりなのに結構上がったものだ。それだけ敵の数が多かったということなのだろうが上がったものはいいことだと思うことにした。
「おっ、俺もなかなか上がっていたよ。それでもレベル13だけどね。1レベル差は大猿の分と単純に倒した敵の数かな。」
「いやお前も相当スケルトン爆弾で倒していたと思うけど。」
「スケルトン爆弾てネーミングセンスの無さよ。そのまんまじゃん。」
もう格下のランク1の魔物では大量に狩らないと経験値が増えないので第二エリアに狩場を移動しないといけない時かもしれない。
あそこならまだゴーレムとしかまともに戦っていないし、一度だけ見たアリの魔物は巣まであったのでかなりの数がいるだろう最悪それを全部狩れば経験値もたまるだろう。
「あの猿の変異個体もまだ討伐できていないからな〜。もっと強化して中位を単独で数匹狩れるようになりたい。」
「さすがにまだ格上は連続で狩れないんだね。それを聞いてなんか安心したよ。」
さすがにまだ無理だよ。あ〜でも〈窮地一牙〉が最大倍率で発動したらいけるかも知れんが、スキルが発動している分だけHPは減っているから攻撃を喰らうとやばいな。
「うんじゃ猿の変異個体の襲撃が来るまで第二エリアでレベル上げしないか?」
「まあそれしかないよね。討伐しないとずっと襲撃するだろうし。」
「いいわよ。私もレベル上げるのと戦法をもっと煮詰めたいから。」
ということで俺たちはレベル上げの効率化のため第二エリアに拠点を移すことにした。
「それでどこに拠点を作るの?」
「そうだなぁ洞窟とかあればいいんだけどな。今のところ見つかった地形が森と山だからな〜。しかも山はゴーレムとかアリとかがいるしな。」
「場所は選ばなきゃいけないからね。さすがに周りに魔物の巣があるのは嫌だからね。」
「でも仮の拠点だから別にそんなにしっかりとした場所じゃなくてもいいだろ?」
俺たちは第二エリアについて拠点にできそうな場所を挙げていくが現在見つけている場所では問題があるので未だ探索していない場所を探索することにする。
まあ最悪アリたちには巣を退去してもらおうと思う。
「まずは第二エリアにいる魔物を全種類調べてうまい魔物を見つけようか。」
「そうだな今のところはアリになるのかな?数多いし奥に行けば上位種もいるだろうし。」
「そうだね〜。でもアリって呼吸を気門でするから他の魔物よりめんどくさいんだろうな〜。」
「あーそれもそうだな。まあそこは窒息が効かない敵の予行演習ということで。何か別の手段を考えてみたらどうだ?」
今の構成ではマイは呼吸をしていない敵には効果的な攻撃が体に巻きついて溶かすしかない。それでも強いが時間がかかるのでもっと直接的な攻撃手段を持つのが課題だろう。
「そうだよねぇ、でもMPには振ってないから物理になるんだよね。何か探してみるよ。」
「毒とかはどうなんだい?いろいろ種類あるんじゃないかな麻痺毒とか弛緩毒とかあったりするんじゃないの?魔法に関する毒とかもあったら面白いね。」
「動かなくなったところに毒のスリップダメージと溶解するダメージがいくわけだ。なんかさらにえげつなくなってないかそれ。」
「さらに対個人になるかもだけどいいわねそれ。広範囲に散布できる毒もあるかもだしそれにしようかな。」
こうして暗殺型の窒息絞殺溶解毒殺という相手にする時に特定の対策のいる厄介な魔物に成長していくマイであった。




