第6話町防衛戦1
書くのが難しい...。書き方を自分なりに模索している状態です。こんな感じで書けばいいよと教えてくれる人がいれば教えてください。
ブックマークをして下さっている方はありがとうございます。
今回してやってもいいよという方はよろしくお願いします。それではどうぞ
今はゴーレム素材を使った外壁が建てられ周囲には簡易的だが防衛設備を整えて猿どもの襲撃に備えている状況だ。
どうしてみんなが防衛に参加しているかというと今回の襲撃は今までとは比べ物にならないほど猿の規模が大きく、斥候として様子を見に行ったプレイヤーが言うには約千以上の魔物がいたらしい。それも猿の魔物だけでなく狼や一角兎、さらには小鬼も混じっており、少数だが中位がいるらしい。
「中位はどうする?俺は積極的に狩って行こうと思うんだけど。」
「そうだな、俺は後衛だから基本的には雑魚処理をやってある程度減ったらボス狙いかな?」
「私は中位を暗殺かしら。弱っている個体だったらいけるかもだし。」
「それじゃあ3人ともバラバラで行動だな。たしか前衛と後衛でまとめ役がいるんだろ?」
「そうだよ、だからアヤトとマイさんも前衛だから外壁の外だね。」
それじゃあとお互いに言い俺たちはそれぞれの持ち場に行った。
「ねぇアヤト君。」
「ん?どうした。何か気になることでもあったのか?」
「いや、そうじゃないんだけどいやそうなのかな?そもそもの話なんで猿の魔物は襲撃してきたんだろうと思って。」
「それは....縄張りを意識して〜とかいう話じゃなかったっけ?」
「でもここらへんはもともと猿の魔物の縄張りじゃなかったでしょう?しかも今回は他の魔物までいる。」
「たしかに?他の魔物がいるのはおかしいと思ったけど。」
それから2人であーだこーだ話し合ったがどちらにせよ机上の空論なのでやめた。
そして俺たちは前衛を担当するプレイヤーがいる場所に着いた。
「すみません。ここが前衛の集合場所でしたよね。」
「おう!そうだぜ、もうすぐ説明が始まるから聞くといい。あそこの体がひと回り大きいのが代表者のガイさんだ。」
俺たちは教えてくれたプレイヤーにお礼をいい代表者のガイというプレイヤーのいる場所に向かった。
そこでは何人かのプレイヤーが話し合っており、まだ話が始まる様子がなかったのでマイと話しながら待っていると話し合いが終わったのかガイというプレイヤーが出てきて話が始まった。
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「えー、プレイヤーの皆さん今回は集まってくれてありがとう。私の名前はガイと言いう。今回の猿の魔物たちの襲撃はいつもよりも激しいことが予想がされる。なので掲示板などで皆さんの参加を募り町防衛戦をすることを決定した。今回の襲撃を退けることができたら町の完成に目処がある程度見える予定だ。なのでよろしく頼む。」
みんながガイさんの演説で盛り上がっているとガイさんの隣にいたパペットのプレイヤーが説明を続けた。
「今回の襲撃に備えてある程度であるが防衛設備を設置する予定だ。まあ現在の我々の技術力では堀や落とし穴、柵を設置して行くことぐらいだ。各自場所を教えておくので出来るだけそこの場所では戦わないようにしてくれ。」
こうして説明が終わったとき、森からスライムが出てきてガイさんに報告した。
「ガイさん!猿どもが来やがった!もうすぐ開戦だ!」
「よし、わかった。お前ら!聞こえたなもうすぐ開戦だ後衛に誰か伝えに行ってくれ。」
そういうと1人のプレイヤーが立候補して、後衛に情報を伝えに行った。そしてガイさんは俺たちの配置を決めて開戦の狼煙を上げた。
「蹴散らせーーーーーーー!!!」
「ウオオオオオオオ!!!!!」
最初に森から出てきた狼を俺たちはまず迎え撃った。盾やVITの高いタンク担当が飛びかかってきた狼を受け止めて、その後ろから攻撃役が出てきて狼に攻撃する。これの繰り返しをやっていくことで被害を抑えようという作戦だった。しかし、全員がうまくいっているわけもなく何体かは抜けさせてしまい、後ろでそういう抜けてきた魔物を狩るプレイヤーに狩られていた。
しばらくすると狼と一緒に小鬼や一角兎が混ざってきて混戦状態になってきた。
俺はとりあえず襲いかかってくる魔物を孤高の絶牙で攻撃していく。正面に現れたのを右手で刺して蹴り上げ、左右両方から来たのを両手の狼の顔で喉を噛み切る。そうやって倒していくうちにちょっとずつダメージが重なってきたので〔脱皮〕をしてHPを回復して、〔硬質化〕で下がったVITを底上げする。
そうして戦っていると、不意に大きな音がしたのでその方向を見ると森の向こう側から岩が何個も飛んできた。みんなが慌てて場所を探しているうちにまだ残っている魔物にも構わずに大猿は岩を投げつけてきた。森の向こう側から投げているので狙われてはいないものの無差別に投げられているので混乱して、止まったところを複数の魔物に集られて何人ものプレイヤーがリスポーンしている。
俺のところにもきたので喉を噛み切っているとガイさんとマイと他数名が俺の近くに来て
「森の付近にいると思われる大猿を少数精鋭で倒す。足の速いやつをできるだけ集めているんだ。お前も来てくれ」
「わかった。俺以外には誰がいるんだ?」
「少数精鋭だからなお前とマイで1組であと3組ある。マイからはこれで行けると思うと言われているがいけるか?」
いや、結構厳しい気もするけど...まあ〈孤高の狼 ソリスタ〉に変身したらいけそうな気もするけどな。
「まあいけるとは思う。」
「わかった。それじゃあ最初は一点突破で森に入ってくれ。そっからは組んでいるやつと行動で頼む。」
「わかった。」
そういい大猿を討伐するため俺とマイは森の中に入って行った。




