第8話準備 魔物side
いや〜誤字報告助かります。どうしても一人では限界があるので...
それはそれとして間に合わなかったですが最後の投稿です。まだ昼間とかに投稿はするつもりですけどね。
ブックマークをしてくださっている方はありがとうございます。
そして、今回ブックマークしてやってもいいよという方はよろしくお願いします。それではどうぞ。
マイと狩りに出かけてから1日明けて俺は拓郎とついに発表された第一回イベントについて話していた。
「ついに来たなー第一回イベント。」
「まあ今回はお試しみたいな面もあると思うけどね。それはそれとして晴人。今回は俺たち魔物側がダンジョンで迎え撃つという内容だけどさ、晴人はどうする?」
「どうするってまた抽象的な質問だな。たしか今回のイベントは向こう側が攻めてくることを察知したこっちの神様が相手の通ってくる道にダンジョンを設置してそれを食い止めようとした〜とかいう話だろ?」
「説明ありがとう。そして俺たちはそのダンジョンの通常モブのような扱いでダンジョンを防衛するんだけど、俺が聞きたいのは晴人が相手を待ち構えて戦うか自分から戦闘しに行くかそのほかの方法で戦うのか聞こうと思ってね。」
「それってやっぱり人類種の強者と中位以上の魔物を見るため?」
「やっぱりわかる?神々は俺たちプレイヤーが来る前から争っている。だったら俺たちより強いNPCがいるはずなんだ。」
「俺たちがまだエンカウントしていないだけで先輩たちは確実にいるはずだもんな、そして今回のイベントではそれを見ることが出来る。それも下手したら高位より上の位階の魔物を。」
・・・・・
拓郎side
(一歩引いて考えることができると晴人も良い意見出すんだけどなぁ。)と拓郎はちょっと残念な親友を見ながらそんなことを考えていた。
「でもな、拓郎俺は魔物側も気になるけどそれ以上に気になっているのが人類種側なんだよ。」
「それは俺も思っていたよ。こっちの魔物側は未だにフィールドは森や水場だけだけどあっちは人類種、国とか町とかあるかもしれないからなね。向こうは職業があってそれを元にパーティーを作って行動しているらしいし。」
「あれ?なんで人類種側の情報知ってんの?魔物プレイヤーは人類種のスレ見れないだろ。」
「いや、そんなの調べたら出るよ...。公式のじゃなくて個人がプレイ状況を話しているプラグとかでもわかるし...。」
「えぇ、なんかずるくね?」
「いや、こっちの情報も流れていると思うよ?俺が思いついたこととか他の人も思いつくことだし。」
「まあイベントに話を戻すけど。4つのダンジョンが作られて魔物はそれぞれの環境にあったダンジョンに自動で振り分けられるんだよな?」
「そうだね。あと付け加えるなら強さを基準に弱い魔物から前に配置されるようになるね。」
(だから俺たちが考えるべきはどっちを見に行くかということなんだけど...)
「どうする晴人。こちらから相手に攻め込んでくると思われる人類種の強者を体感するかダンジョンの奥に行って俺たちより位階の高い魔物と人間種が戦うのを見るかどっちが良い?」
ちなみに俺のオススメは後者の方だよ。と言いながら拓郎は懸念事項についても考える。
(でもダンジョンの奥に潜ってくる魔物をそこにいる魔物たちが放置するか分からないし、そもそも行けるかも分からない。)
「うーん。そうだなぁ.....おっ良いこと考えついたぞ!」
「おっなんだい?晴人のアイディアは使えるやつと使えないやつとかの差が激しいからね。」
「それはな...多分最初に侵入してくるのはプレイヤーだろう。だから全力でプレイヤーに一当てして、どれだけ育っているのかを把握して下がるんだ。そしてそのまま奥の方に潜って人類種の強者と位階の高い魔物が戦闘するのを見る!これでどうだ?」
「まあプレイヤーは死んでもリスポーンするから威力偵察にはもってこいだしね。.....うんそれで行こうか。」
「でもお互いに別々のダンジョンに行ったらどうするんだ?合流もできないじゃん。」
「ああそれはイベント前にパーティーを組んでいれば大丈夫だよ。振り分けられる時にみんな同じ場所に行けるようになるから。」
「ふーん。じゃあ大丈夫か...。あ、そうだ。それならもう1人誘いたい奴がいるんだけどいいかな?」
「へぇ、魔物側は交流も今のところほとんどないのに珍しいね。いつそのプレイヤーとあったのさ?」
「俺が魔物の集団から逃げていた時にな、ソリスタに追い詰められていたから逃したんだよ。その縁でこの前一緒に狩りをしたんだ。」
「なるほどねー。なんとも数奇な出会いかな?それでそのプレイヤーの種族はなんなの?」
「アシッドスライムって種族でな?これがまだエグくてな..,。少なくとも俺はマイとは戦いたくない。」
「マイって言うんだねそのプレイヤーは。...でもなんで戦いたくないの?」
「いやな...マイの戦い方って不意打ちで顔に張り付いて窒息と顔面を溶かしてくるんだよ...それも本人には物理耐性付きで。」
「.......エグくない?かなり。確かに相手にしたくない。というか対個人用じゃない?それ。」
「それか暗殺とか待ち伏せだろ。まあどちらにせよエグいけどな。」
「まあマイさんとパーティーを組むとしてイベントは5日後だからね。それまでどうするかって話なんだけど。」
「合流してカタコンベで連携の確認しないか?マイもよんでからさ。」
「それが一番いいかな。それじゃそうしよう。マイさんに連絡よろしくね。」
「おーう。わかってるよー。」
そういって晴人は帰っていった。
「ふぅそれじゃ俺も準備をするかな...。」
準備が面倒なんだよなーと己が取得した魔法のことを思いながら拓郎はゲーム機を被り意識をゲームに移していった.....。
―――――
そうして5日後Tribal Conflict World初のイベントが開始される。
そこでアヤトと野ーライフとマイの3人は圧倒的上位者との邂逅を果たすのだった.............
ついにタイトルにもある種族間戦争です!まあ今回は人類種の紹介と先輩魔物の紹介みたいになると思いますが...
生まれたての奴が活躍できるかよ!
ということですね