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詩という名の吐露

きっと自分では触れられないところにある

作者: 三千






感情のスイッチはどこにあるのだろう



嬉しさで

歓喜に踊り

迫り上がる

愉悦ゆえつ

落下する

懊悩おうのう


その間で浮遊してみる




いちにち


悲しくて

孤独に陥り

空虚を突然

認識す

頭と膝

どちらも抱え


できるだけ丸くなってみる




時々


騙されて

転々と罠に怯え

欲するまま

乱れてあお

突然の別離に

心、苦しみ


感情に鍵をかけてみる




日々


無為にも

寂寥せきりょうを求め

静寂に

わびしさ拾う

鬱々たる

可笑しみに溺れ


空回りの中、乱れてみる




いつか


感動に興奮し

両腕を天へと突き上げ

感情の奔流に

身を任せたまま

思い思いに

流れてしまえ


流れてしまえ




終日


繋がっていく

広がっていく

延々

連続していく

螺旋のようなこの連鎖



感情のスイッチはどこにあるのだろう




涙にも濡れず

微笑ほほえみも届かない


きっと自分ではれられないところにある






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― 新着の感想 ―
[良い点] まず、「きっと自分では触れられないところにある」のタイトルから。 そして、内容。 いいですねぇ(*´ω`*) [気になる点] 最近、三千さんの作品で、切ない日常の感情(伝わるでしょうか?)…
[良い点] 自分では触れられない…… ですよね…… そう簡単にオンオフできませんわな…
[良い点] 泣くに泣けない今の私は本当に心のスイッチが探し当てられません。 塗り籠めている自覚があります。 気持ちというものはままならないものですね。 リズムが心地よいです、ありがとうございました…
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