きっと自分では触れられないところにある
感情のスイッチはどこにあるのだろう
入
切
入
切
嬉しさで
歓喜に踊り
迫り上がる
愉悦と
落下する
懊悩
その間で浮遊してみる
いちにち
悲しくて
孤独に陥り
空虚を突然
認識す
頭と膝
どちらも抱え
できるだけ丸くなってみる
時々
騙されて
転々と罠に怯え
欲するまま
乱れて仰ぐ
突然の別離に
心、苦しみ
感情に鍵をかけてみる
日々
無為にも
寂寥を求め
静寂に
侘しさ拾う
鬱々たる
可笑しみに溺れ
空回りの中、乱れてみる
いつか
感動に興奮し
両腕を天へと突き上げ
感情の奔流に
身を任せたまま
思い思いに
流れてしまえ
流れてしまえ
終日
繋がっていく
広がっていく
延々
連続していく
螺旋のようなこの連鎖
感情のスイッチはどこにあるのだろう
入
切
入
切
涙にも濡れず
微笑も届かない
きっと自分では触れられないところにある