6:絶望
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈体育館┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
開いた壁の方を見ると化け物…いやアイがいた。
蒼弥「あれは、攻撃形態です!!攻撃形態の時は瞬間移動ができません!逃げますよ!」
真奈美「ここに来たってことは…校門の近くにいた人は、全員…」
愛花「そうなるね…」
裕也「みんなとにかく逃げるぞ!!」
そうして俺らは廊下に出て体育館から1番遠い第2校舎の家庭科室に逃げた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈家庭科室┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
裕也「蒼弥悪魔の形態ってなんなんだよ…」
蒼弥「悪魔の形態は、いわゆる最終形態です…悪魔の形態になると見ただけで心臓が破裂して死ぬという噂です…そして、その悪魔の形態は夜にしか表さないです」
裕也「それ…めっちゃやべーじゃねーか…」
蒼弥「えぇ…悪魔の形態になってしまうとおしまいです…」
真奈美「そういえばさ…ここへ来る途中死体しか見てないんだけど……」
春樹「あぁ俺らが体育館に集めたやつ以外多分全滅だ…」
裕也「じゃあ体育館にいたやつらが生存者って事だろ!?俺ら含めて20人いるかいなかったぞ!?」
蒼弥「あまり大きな声を出さないでください。彼らにもアイから逃げる立ち回り方を教えています、きっと生きているはずです」
愛花「蒼弥?って言ったけかその立ち回り方詳しく教えてくれる?」
蒼弥「はい…アイには形態があるのはさっき言った通りです…移動形態はそのまんまで瞬間移動や、車より速いスピードで追いかけることがあります…そして、移動形態は人を襲う事はありません。そして移動形態から攻撃形態になるのには約10秒かかります。」
愛花「なら移動形態で追いかけられて攻撃形態になる間に逃げれば…」
蒼弥「はい…多分それが一番の作戦だと思います」
裕也「それは無理じゃね?あいつには知性がある…きっとどこかで形態を変えて襲ってくるはずだ」
蒼弥「知性??ネットの記事ならアイは知性がないとされてます…実際前回は半数以上の命が助かってます」
裕也「前回ってどういう事だ??」
蒼弥「そういえば言ってなかったですね…このアイが出現するのは一万年に一回です。そして出現する時間は昼の12時ですそしてアイが姿を消すのは全員が死ぬか全員が脱出するか夜の24時になるかです」
真奈美「それって日付が変わったらアイが消えるってこと?」
蒼弥「はいそうですしかし…知性があるってだけで常識が覆されたのに何があるのか分かりません…」
裕也「とりあえずここに隠れてもしょうがない俺は、他に生き残りの人を探す」
そうして俺は家庭科室のドアを開けた