第九十六話 「探り合い」
ーーーー魔界 〜死霊の荒野〜
信長は光秀に自身の居場所が判るようオーラを放出し千年魔宮にて手に入れた三種の神器のひとつ天叢雲剣を装備し光秀を待ち構えた。
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天叢雲剣
雷属性の力を宿した業物。
装備効果:斬撃に雷を乗せて攻撃 且つ雷魔法が使える
装備条件:所有者のレベルが4500以上で剣術スキルレベルが900以上の者に限る。
「さぁ来い…来るが良い光秀ぇぇ……」
前世にて謀叛を起こした光秀に沸々(ふつふつ)と
込み上げてくる怒りを押し殺しながらも
堂々(どう)と待ち受ける信長の前に
空から高速で飛んできた光秀!!
遂に両雄合間見えるッ!!!
スタッ…と降りたった光秀は信長を目の前にし
鑑定スキルで信長の情報を確認する。
「殿ッ! お元気そうで!!」
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名前:オダノブナガ♂
種族:魔族(魔王)
レベル5000
HP999999999/999999999
MP9999999999/9999999999
称号:
●異世界の絶対君主
〝どんな生き物も従える実力者に与えられる〟
●異世界の第六天魔王
〝神をも恐れぬ者に与えられる〟
●邪神の加護
〝ゼリウリスに気に入られた証〟
スキル:
●闇属性(極)
〝ブラックホール アンデッド作成 悪魔召喚 混沌の沼〟
●言語翻訳(極)
●アイテムボックス(極)
●創造創作(極)
●鑑定スキル(Lv900)
●魔力操作(極)
●眷属契約(極)
●身体強化(Lv898)
●速度上昇(Lv905)
●天魔剣術(極)
〝信長専用 天魔剣技をMP無消費で使用可〟
●幻魔体術(極)
●状態異常無効化(Lv900)
〝Lv4000までの相手の攻撃を無効化 それ以上なら80%軽減〟
●全魔法無効化(Lv900)
〝Lv4000までの相手の攻撃を無効化 それ以上なら80%軽減〟
●通常攻撃無効化(Lv999)
〝Lv4800までの相手の攻撃を無効化 それ以上なら90%軽減〟
「お前もな光秀……」
勿論信長も光秀のステータスを確認していた。
「アレ!? 殿ぉぉ ユニークスキルは無いようですね?」
「貴様はあるようじゃな光秀…」
「でもデタラメなHPとMPですね ハハハッさすが殿」
「そう言う貴様の火魔法というのは本能寺にて儂を火攻めをした嫌味のようなスキルじゃなぁ〜光秀ぇ」
「ハハハッ 上手い事言いますね殿」
「ふんっ! 〝裏切りの咎人〟か…笑える称号じゃな……裏切り者の光秀」
「ハハハハハハッ 殿こそ まさかこの世でも魔王と呼ばれているとは皮肉なものですなぁ〜」
「……………」
「………………」
「何故謀叛など起こした?」
「…………………」
「どうした光秀…答えぬか?答えられぬのか?」
「……殿にはよく禿げとイジられたのを覚えておられますか? 皆の前でよく言われたものです」
「光る禿げで光秀…笑えなかったか? そんな事でか?」
「ハッまさか… 私は殿の…当時の貴方の考え方についていけなかっただけですよ」
「……………」
「貴方は当時私達家臣を奴隷や道具の様にしか考えていなかったはずだ 貴方は正に独裁者だった…」
「………………」
「当時の私は悩みに悩み…悩み抜いた…」
「…………………」
「私が織田家を抜けて貴方に殺されるか……」
「……………………」
「私が貴方を殺し織田家を乗っ取るかね!!!」
「………………………」
「結局私は後者を選んだ訳ですよ! 貴方を憎みながら…」
「…………………………もう良い」
「あぁ?! もう良いぃぃぃ!!!?」
「よぉ〜くわかった…お主が臆病風に吹かれ腑抜けに成り下がった事がよぉ〜くわかった!」
「ナァ〜んだぁァァァとぉォッ!?」
「もう良い…どうやら貴様は儂の知る明智光秀では無いようじゃ……儂の知る光秀は知略に長け誰よりも気高き男のはず! 貴様は儂の知る光秀では決して無い!!!」
「もういいか…じゃあ殺してやるよ…信長ァァァ!」
「かかって来い偽りの光秀よ…」
何処と無く悲しい表情の信長であったーー




