第六十九話 「天界制覇」
ーーー信長は撤退後 城へと戻ったリフィーシャの元に一人で現れた…
「リフィーシャよ 良く頑張ったな」
「信長様…」
リフィーシャは両派閥の争いを止めてくれた信長に好意を抱いだいていた。心身共に疲れ切っていた彼女は絶対強者の信長に魅力を感じていたのだ。
「いえ… もしも貴方が居なければ私の心は壊れていたでしょう」
「…リフィーシャよ 魅力に溢れる其方に惚れたと言う我が言葉に嘘はない… 我が妻となれ!」
それを汲み取るかのように信長はリフィーシャを口説き妻に迎えると告げる。
「はい… とても嬉しいお言葉です… しかし私と貴方は立場もあり… 更に問題も……。」
信長の申し出にリフィーシャは了承したが天界の民達へどう理解を求めるか悩むリフィーシャ…
「案ずるなリフィーシャよ どれだけ時間がかかろうとも儂は…天界の民達に必ず認めてもらうぞ」
「…はい!」
リフィーシャは信長の自信に満ち溢れる態度と言葉…そしてどんなものにも屈しない精神に感銘を覚えていた。
しかし…既に信長は手を打っていた!
信長がリフィーシャとの対決から撤退後…
秘密工作員達は天界で信長からの特秘命令を実行中であった!
その特秘命令とは信長とリフィーシャの決着後に
工作員達で秘密裏に天界人達を新たに洗脳!!
洗脳の内容は信長によって刻み込まれた魔王への
〝絶対恐怖〟を〝絶対崇拝〟にすり替える事だ!
恐怖が強ければ強いほど、その恐怖の感情を
まったく真逆な感情にすり替える事で信長を強く
崇拝する者達を作る事が狙いだったのだ。
こうして洗脳崇拝は両派閥の枠を超え…
皆信者となりリフィーシャやタナティーナの
知らぬ所で信長は〝天界制覇〟を成し遂げるのであった!
「リフィーシャよ 時間はかかるやもしれぬが儂を待っておれ! 必ずや妻として迎えに来る!!」
「はい! お待ち申し上げております信長様…」
それから信長は裏で洗脳崇拝者を増やしつつ…表では天界へ自身が作り出した様々なアイテムなどを支援物資として届け続けた。
天界といっても今まで鎖界を続けてきたせいか物珍しいアイテムに天の民達はとても喜んだそうだ。
また天界で魔王が暴れ壊していった建物などを魔王自身が建て直して周った。
ーーーー 魔界 〜魔守城〜
天界での貢献活動もある程度落ち着いた信長は一旦魔界へ戻ってきていた…
「信長様… つっ、妻を娶りになるそうで……」
「ッ!? つぁ、ツァルハシィ…」
「わっ、私という者がありながら………」
「なんじゃ… 怖い顔じゃぞ?」
「…………」
「つっ… ツァルハシィ?」
「…第二夫人でも構いません、それがダメなら妾でも! 信長様!! 今すぐ私を抱いて下さいませぇぇぇぇぇッ!!!」
「ちょっ、よせ ツァルハシィ!!!」
「信長様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
「よっ、よせぇぇぇぇッ!!!」
ツァルハシィの一途な思いに逃げ回る魔王であったーー




