第四十二話 「魔王軍」
異世界人である信長とヒカル…
魔族討伐クエストでキリとヒカルが出会い
間接的に交わる異世界から来たの二人…
そんな時ヒカル達の背後から二人の冒険者が話しかけてきたのだった。
「やぁ 君達あと二人のAランク冒険者を探しているんだろ? 僕らもまだ二人なんだ良かったら仲間に加えてもらえないだろうか?」
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名前:レイヴィン♂
種族:人間
職業:冒険者(ランクA)
レベル499
HP5080/5100
MP6120/6380
称号:前衛の戦士
スキル:剣技(Lv79) 体術(Lv75)土魔法(Lv67)
通常攻撃軽減(Lv95) 状態異常軽減(Lv70)
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名前:リヤン♀
種族:人間
職業:冒険者(ランクA)
レベル505
HP4800/5000
MP7200/8005
称号:後衛の魔術師
スキル:回復魔法(Lv92) 防御魔法(Lv109)
状態異常軽減(Lv91) 魔法攻撃軽減(Lv83)
成る程…
この二人は前後衛のコンビか
通常攻撃や状態異常、それに魔法攻撃軽減は
俺も欲しいスキルだなぁ〜
どうすれば取得出来るのだろう?
そういえば最近忙しくて自分のステータス情報除いてなかったな… どれどれ?
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名前:ヒカル♂
種族:人間(異世界人)
職業:冒険者 (ランクC)
レベル70
HP 6904/7000
MP 99987/120000
称号:迷異人
スキル:
●火魔法(Lv90)
●生活魔法(Lv60)
●成長値倍増(特典スキル)
〝レベルを上げるとHPとMPの獲得値が倍増する〟
●鑑定スキル(Lv55)
〝レベルを上げるとどんな物でも鑑定可〟
●剣術(Lv120)
●体術(Lv89)
●言語翻訳(極)
●光属性(Lv80)
〝古代魔法の一種 属性Lv500から技が解放〟
なんだ!? 光属性? いつ取得したんだ?
ってかレベル500から技解放って長い話だな…
「私は〝幻影のキリ〟君達二人はAランクなのか?」
「あぁ俺はレイヴィン 妹と二人でコンビを組んでやっているんだ」
「私はリヤンよ ヨロシクね」
「あぁ宜しくキリと呼んでくれ さて時間も惜しいので、それぞれ簡単な自己紹介をして今日は宿で休むとしよう」
ヒカル、ガイル、ヨロコフ達も簡単に挨拶を済ませ宿へ向かった……。
◇◇◇◇◇◇
ーーー 魔界東方領土 〜スゥビルコップスの城〜
悲鳴と共に辺り一面爆煙が立ち込めていた…
「グアァァッ」
ズッドォォォォン!!!
「ズギャアァァッ」
「グギャアァァァァッ」
一方魔界ではドーンリール率いる〝魔王軍〟が
東方領土に侵攻していた。
魔王軍の兵士達は領土に生きる全ての魔族を斬り捨て
喰い殺し、魔法で吹き飛ばした…
「私は魔王軍統括ドーンリール…よいか者共! 刃向かうものは駆逐せよ… 魔王軍に慈悲は無い!」
「ギャアァァァァッ!!!」
「くっ、我は魔界東方領土の留守を預かる上位魔族〝バフィロライン〟! ドーンリールよ 領主間不可侵条約を 反故にするとは何事だ」
「ふふっ、反故等してないさ」
「何ッ!?」
「領主間不可侵条約はまだ私達が各領主であった時の話… 今 東方領土以外の三領土は既に魔王信長様の領地となったのよ! だから新領主の魔王様に不可侵条約なんて関係無い話…」
「くっ、……それが我が領土に 攻め 入る 大義名分だと申すか?」
「ふふふっ 心配しないで 貴方の 領主様も近々魔王様の力に飲み込まれるわ」
「クソがあぁぁぁぁ!!!」
ズッッッドォォォォォォォォォォォォォン!!!
「さぁ還る場所は無いわよ… スゥビルコップス」
「あはははははははっ…」ーーーー。
ドーンリール率いる魔王軍によって瞬く間に
魔界東方領土の征服が完了した。ーー