表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王転生〜異世界に蘇りし魔王信長〜  作者: チェック
第3章 〜信長人間界編〜
40/155

第四十話 「信長の恐ろしき計画」

キリはランマルに一から説明をした。



まずこの話を聞いたのは私が魔王のぶながより

諜暗組織統括者ちょうあんそしきとうかつしゃ〟の任を授かった時の事だ。



魔王のぶながはグランプァーザ王国にて私に

冒険者登録をする様に命じた。

私をSランク冒険者にならせ

オリハルコンのフルプレート騎士〝幻影げんえいのキリ〟

という名前で人間界に冒険者としての名を広く知らしめる為だ。


その目的はまず王国内の信用作り…

魔王はただ人間を敵として滅ぼすのではなく

魔王の事を敬い従わせる為の準備として

私の 役所やくどころが必要だと語った。


敬い従わせる方法としてまず

色々な小さな村や町を 魔王のぶながの造り出したアンデッド等に襲わせ

私が討伐し〝幻影げんえいのキリ〟の名を売る。


私が冒険者Sランクまで到達したら次に

王国に誰にも治せない疫病を流行らせ

およそ30%の人口を病殺させ恐怖に陥れる。


国は何も出来ずただ民の死を待つのみ…


そんな中Sランク冒険者として名前を売った信用のある私が国王へ謁見し、ひとつだけ国を救える方法がある事を告げる。


そこで我らが信長だ!


魔王信長はどんな病いでも治せる薬が生成出来る事を王家に伝え、最終的に国王に国を救った英雄として信長に恩を着せるのだ。


疫病は秘密裏に5年に一度広め、魔王の薬が無ければこの先 国が滅ぶ事を悟らせ信長に生涯従わせる。


これが当面人間界での 我々の目的だ!




「なんと… 我が主人のぶながは恐ろしい事をここまで念密に考えておったのか」


「全くだ 稀代の大魔王だよ ハハハハッ…実はまだ続きがあってな」


「?」


魔王のぶながは私に言っていた…」




良いかキリよ…

グランプァーザ王国がクァナグラ帝国と

和平を模索していると話を耳にした。


魔族の暗躍を知ったグランプァーザは国中のギルドに秘密裏に魔族討伐のクエストを出す事だろう。


主をいち早くSランクまで昇格させる為、

スゥビルコップス達を利用する…


グランプァーザの討伐依頼を受け

現在我が魔界の一番の邪魔者を消す!!


魔界東方領主スゥビルコップスの討伐じゃ!!!



「っとな…ここまで先を読む者を私は知らぬ」


「ガハハハッ 魔界の邪魔者を利用するか 誠に恐ろしい男だ我が主人は」


「そうだな… 永き時を生きてきた私だが ここまで味方で良かったと思う者もまた居なかった」


「楽しくなりそうだなキリ!」


「あぁ… この先を… 彼奴あやつを私は隣で見ていたい…」



「ふふふっ …我も同じよ! さぁ着いたぞキリ討伐開始じゃぁぁぁ!!!」




それから三週間後……

一日も休まず各地の討伐依頼をクリアしていったキリはAランクの冒険者になっていたーー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ