第二十九話 「魔宮調査」
あぁ今日も良い天気だ
こんな日は日向ぼっこでもしたいものだが…
「で? 今日は何しに 魔宮 へ行くんだガイル?」
「それが調査依頼なんだ 街外れの森にある深緑の魔宮は既に冒険者ギルドが攻略ダンジョンとして管理してるんだが、先日その魔宮に行った冒険者が別ルートを発見したらしいんだ」
「成る程… そこで冒険者ランクCのガイルに白羽の矢を立ったという訳か」
「あぁ このデーテスタではランクCの冒険者は俺しか居ないからな」
しかし不思議な事もあるものだ
深緑の魔宮は20年前に攻略されたダンジョンらしいのだが、今更別ルートの発見か……
「ヒカル準備が出来てるならさっそく行こうか」
「あっ、あぁ」
◇◇◇◇◇◇
デーテスタ領深緑の森
〜深緑の魔宮 (全20階層)〜
「よし着いたな」
「で?その別ルートってのは何処なんだ?」
「話では15階層の罠の落とし穴の中に部屋があってそこの部屋の中に異様な扉があったっていうんだ」
「そいつらは扉の中へは行かなかったのか?」
「レベルとランクが低い連中だったらしいからな」
「そのまま街へ戻ったそうだ」
異様な扉かぁ……
なんかフラグ的なものが立ったクサイな…
「まぁとりあえず15階層まで行くかヒカル」
「おっ、おう」
俺たちは真っ直ぐ15階層まで歩いた、深緑の魔宮は冒険者ランクE〜C向けの手頃なダンジョンだ。
今の俺やガイルなら楽勝に攻略出来るダンジョンなのだが、異様な扉ってのが正直凄い引っかかる…
異世界ラノベでもあったように、もしかしてヤバい何かが居たりして……
なんて事を考えている間に俺たちは15階層に着いてしまった。
「確かギルドからは、この辺りの罠で落とし穴が発動するって聞いたな えーっと… これか?」
ポチッ… ガシャン!!
「ビンゴだ さて降りてみるかヒカル」
「うっ、うん…」
ガイルくん正直嫌です。
帰りたいです。
「よっと うわっホコリが凄いな ゴホゴホッ…」
「ヒカル 火魔法で松明に灯りをつけてくれ」
「あぁ ファイア!」
ボッ… チリチリ…
「サンキュー ヒカル」
「ガイル…落とし穴から降りたこの部屋だけ今までの深緑の魔宮と造りが違わないか?」
「確かにな… ん?奥にあるあの扉か」
うわぁ〜…
凄いデザインの扉なんですけどぉ〜…
帰りたいんですけどぉ〜…
「よし入るぞヒカル」
そして俺たちは
ゴゴゴッ…と扉を押し開けたーー




