第十四話 「古代遺跡」
ーーーシャドゥベルクの転移で西と南の境まで移動した信長とオワリとシャドゥベルクは魔界南方領土へ足を踏み入れた。
「ここが魔界南方領土か… シャドゥベルクよ近くに村か街はあるのか?」
「確かこの辺は古代魔族の遺跡があった場所だな」
「古代魔族の遺跡? ほう面白そうじゃ、そこへ寄ろう」
「主人よ オワリに乗れ そこまで走ろう」
信長はオワリに乗り風の如く走り…
シャドゥベルクは高速移動で遺跡へと向かった。
「さて ここか…」
シャドゥベルクによると何千年か昔に古代の魔王が住んでいたとされる遺跡で、遺跡にはダンジョンがあり今では魔物や魔獣が住み着いているそうだ。
どんな魔物がいるのか気になった信長は遺跡のステータスを覗き見た。
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名前:古代魔族の遺跡(9713年前の遺物)
階層:50階層
宝箱:108個
生息魔物:レベル順
…ゴブリン(Lv25〜35)
…アンデットスカル(Lv38〜59)
…ポイズンスライム(Lv25〜60)
…オーガ(Lv50〜150)
…オーク(Lv50〜155)
…グール(Lv60〜160)
…アルラウネ(Lv146〜268)
…インキュバス(Lv361〜429)
…インプ(Lv399〜429)
…ゲイザー(Lv500)
…古代キメラ(Lv1000〜1200)
…古代ゴーレム(Lv1400〜1600)
…グリフォン(Lv2620)
…古代???魔族(Lv????)
「古代…魔族?レベルが見れぬか… それにオワリと並ぶ高レベルの魔獣がおるのぉ〜 …なになに……グリフォン?」
「!!! 主人よグリフォンと申したか?」
「オワリよ 知っておるのか?」
「うむ 奴らも我と同じく幻獣界のものよ」
「ほう…面白そうじゃ 旅は道連れ…その者も儂の眷属に迎えよう」
「奴らは空も飛べるし主人の移動も楽になるやもしれんな」
三人は寄り道がてら遺跡内のグリフォンに会いにいく事にしたーー