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魔王転生〜異世界に蘇りし魔王信長〜  作者: チェック
第14章 〜信長建国編〜
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第百三十五話 「王城と王都の創造」

 

 婚儀の後新国家建国式典に出席しリフィーシャ城へ戻った信長は各界に書簡を送る…その内容はというと〝各界における現在の戦力を報せよ〟というものだった。信長は来たるエンジ・デスペアーとのいくさに使える戦力がこちらの世界にはどれだけいるのか把握しておきたかったのだ————。



 よし…これで良しッ 後は連絡を待つのみか。

 しかしこの城…リフィーシャには悪い事をした…

 結果的には天界から追い出す様な形に

 なってしまったからのぉ。

 儂に出来る事は………


「よしっ リフィーシャ」


「はい」


「この書簡を各界の王達へ送っておいてくれ」


「畏まりました」


「あぁ後な…」


「はい」


「元天界に城を造る事にした」


「えっ!? しかしあそこは以前の戦いで荒れてしまい… 現在住むには難しくなってますが…」


「儂は七界王信長だぞ? 任せておけッ それにお前もいつまでも間借りの地では居心地が悪かろう?」


「まぁ… それはそうですが」


「でじゃ 先日の人間界合併新国家を見て儂も元天界に七界中枢国家を建国しようと考えたんじゃ」


「どうじゃ?」


「それは良いお考えですね そこには私の民達も移住して宜しいのですか?」


「当たり前じゃ! 何なら各界から移民を募ろうとも思っておる」


「それは尚のこと素晴らしいですね」


「よしッ まずは土地をどうにか整備せねばな」




 信長は早速土地の整備の為精霊界のエスターニャの元へ訪れ…エスターニャに天界の現状でどこまで回復出来るのか判断してもらった。現在の天界は暗黒瘴気が蔓延しており、土地が侵され見るも無残な荒廃した地となっていた。


「ふぅ〜 なかなか難しいですね」


「復興は難しいか? エスターニャ」


「とりあえずこの瘴気を何とかしなくてはどうにも…」


「そうか…ならばこの瘴気が何とかなれば土地は生き返るか?」


「土地に魔力が戻るのに時間はかかりますが住める様にはなるはずです」


「では瘴気は儂が何とかしよう お主は土地の復活に取り組んでくれ」


「分かりました」



 信長は創造創作スキルで創った瘴気を除去出来る木を天界中に植え瞬く間に瘴気を浄化。信長はかなり大量に植えた為、一週間後には瘴気は完全に消滅した…そしてエスターニャは魔石を天界中に散りばめ、天界の土地の魔力回復を図った。


「うむっ こんなところか」


 次に信長はまたも創造創作スキルで王城作成に取り掛かった、リフィーシャとラブド達が不自由無く暮らせる城にするべく創造に150時間を費やしそれはそれは巨大な建造物に…仕上げたッ!


 信長の作成した七界王城コンプリートキャッスルは中央の本丸と4つの巨大な塔から成る巨城!本丸は大きな塔2基とともに、大きな前壁を形作る…王城には500室もの部屋があり、100室の大部屋を作った。広々とした素晴らしい装飾のされた階段が80もあり、直線の廊下は4本、交差して十字を形作られている。王城の外壁はとても優美な彫刻がされ、800以上もの柱にもそれぞれ彫刻が施され、精巧に飾られた屋根がとても特徴的だった……そして敵からの攻撃を想定し柱一本一本にエスターニャの神聖結界魔法を施してある。


 信長がここまでの巨大な城に仕上げたのは、もしまたこの地が戦場になった場合緊急時に民を受け入れ避難させる時の事を考えての事だった。更に信長は巨城の周りに七界王都の作成に着手!この時七界王都の建築物にもエスターニャが神聖結界魔法を施した。これで多少の攻撃を七界王都に受けても民が逃げ込める場所を確保出来るのだ!!


「巨大な城に巨大な都…なかなか骨が折れたわい」


「ふふふっ 妾は楽しかったですよ 貴方が素敵な王都まちを創られているのを見るのは♪」


「そうか さてエスターニャよリフィーシャ達を連れてきてくれ 城を見せる」


「えぇ きっと驚くわよ ふふふっ」





 エスターニャの言う通りリフィーシャとラブド、そして側近の者達は信長の創造した余りにも巨大な城〝七界王城〟と〝七界王都〟に驚愕していたーー

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