冒険が始まる
ザーザー ザーザー
雨が降っていた。
日曜日だったので、大滝恋(おおたき れん)は友人を呼んでいた。
友人を待つために、テレビを見ていたら
『こんにちは』と二人の男女の声がした。
開けると、恋の友人の大串みねと(おおぐし みねと)と小宮山春 (こみやま はる)がびしょ濡れで、立っていた。
恋は、慌てて二人を向かいいれた。
二人は、幸いにも着替えを持ってきていたので、シャワーを浴びていた。
「あー、すっきりした。」しばらくして、 二人ともシャワーを浴び終わった。それからすぐに春が話してきた。
「家で今日物置の掃除していたら、おもしろいものを見つけたから持ってきた。」と言って来た。
とても気になって、恋とみねとは体を乗り出した。
そして、すぐに袋の中身を軽く見せてきた。
「じゃじゃじやーん!! 人生ゲーム。
これは、普通のよりサイズが大きいからおもしろいと思って持ってきたよ。」
「人生ゲームか~ 最近してないからいいかもな~」二人は口を揃えて言った。
「じゃあ、開けるね!!」
そう言うと、春は、袋を開けた。
すると、
ピカーーーーーーーーーーーーーーーーン
とても大きい光が発生した。
辺りは、真っ白で全く見えない。
すると、それとほぼ同時に衝撃が走った。
三人同時に「いてててぇ~」と言ったので、気が合うということで笑っていた。
そして、ふと三人が辺りを見渡せば、さっきまでいた場所とは全く違う所に立っていた。
『ここ、どこ~ーーーー???』