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勇者を守った男は成り下がり少女を守る ~護衛と踊り子の兄妹、歌って踊って傷ついた世界を癒せ!~  作者: ネコ軍団
第3章 草原劇場にうごめく闇

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第101話 歪んだ姉弟愛

 城の地下牢へとやってきた。長く続く薄暗い廊下の一画に灯りのついた部屋がある。キースとアンソニーは灯りのついた部屋へと入った。


「やぁ…… アンナ…… こんなことをしないといけないのは残念だよ」


 部屋は独房になっており、鉄格子付きの扉に小さな窓があり、排泄用に小瓶と粗末なベッドだけが置かれていた。

 ベッドには横たわる手すりに両手を、縄で拘束されたアンナがいた。彼女はボロボロの囚人服を着せられて穴から肌が覗いていた。


「キッキース!? どうして!?!?!!? わたしは何も……」


 瞳に涙をためて訴えかける、アンナにキースはにっこりとほほ笑んだ。だが、キースの口元は緩んでいるが眼光は鋭く目は笑っていない。アンナは彼の顔を見て青ざめていく。


「僕は君に頼んだのはミリアを通じてロッソたちを始末することだ。戦いに負けてしまったのはしょうがないといえ、ウソまでつくのはよくないな」

「ウソって!? 私はウソなんて……」

「ガーネット王女の誕生日にロッソたちに会ったよ。彼らはなんと劇場飛空艇で演奏をしていたよ」

「なっ!? そんな?」


 キースは笑いながら顔をアンナの耳元まで近づけた。声を発するたびに彼女の耳にキースの息がかかる。アンナは汗をかいているのか、息を吸い込むとキースの鼻には少し湿気が感じられた。


「君は彼らの音楽は雑音で才能もなくとても聞けたもんじゃないって報告したよね?」

「それは…… 本当…… キャッ!」


 怖い顔をしてキースはエルフの特徴である、細長く尖ったアンナの耳をつまんで引っ張る。思わずアンナは悲鳴のような声をあげた。


「いっ痛い! やめて!!! ごめんなさい!!!!! キース!!! 許して……」


 キースは手に力をいれてアンナの耳をずっと引っ張り続けた。苦痛に歪むアンナの顔を眉間にシワを寄せキースが睨みつけていた。


「はぁ…… 不愉快極まりなかったが劇場飛空艇の音楽はとても素晴らしかったよ。君のこの長い耳は腐ってるかな?」

「痛い!!!!! 痛い!!!!! 許して!!!!! お願い!!!」


 笑いながらキースは耳を掴む手に力をこめ、さらに引っ張るとアンナが叫び声をあげた。泣き叫ぶアンナの耳からキースは手を乱暴にはなす。ベッドに頭を叩きつけられたアンナは、痛みから解放され少しほっとした表情へと変わった。


「まぁいい。君はしばらく僕の計画から外れてもらうよ」

「はっ外れる? じゃあわたしは一体何を……」

「これから僕の国の軍隊はどんどん大きくしなきゃいけない。だから優秀な指揮官がたくさん必要なんだ…… でもまだできてなくてね」

「それって…… いやよ!!!! わたしがそんな…… お願い!!!!! 助けて!!!!!」


 何をされるのか察したアンナは、縛られた体を震わせて必死に懇願する。アンナの姿をみてキースはニヤニヤと笑っていた。


「大丈夫。心配しなくても改良してハイグレードオークを産んでも母体は無事なようになったさ。この結果を得る為に多くの魔族の捕虜が犠牲になったがね」

「ひぃ!!!! 違うの!!!! いやよ!!!!! お願い…… キース…… 許して! 許して……」


 アンナの目から涙がこぼし泣きながら必死に許しを請う。キースはアンナの姿を見て小さく息を吐いた。


「はぁ…… そんなに泣くなよ。君は僕の仲間だ。相手はちゃんと考えたよ。入ってこい」

「えっ!? なんで…… どうして……」


 手に白い饅頭を持った一人の全裸の少年が部屋に入って来る。驚いたアンナは言葉を失っていた。彼女の前に現れた少年はジェリスだ。

 ジェリスはアンナの弟でサラサラの茶色おかっぱの頭に、目の色は濃い茶色で形は丸く優しい顔つきをしている。


「おっお姉ちゃん…… 僕……」


 ジェリスは手に持った白い饅頭を口に、ほおばりながらアンナに近づいていく。アンナを見る彼の目は愛にあふれいるが、下半身はふくらみ研ぎ澄まされていく。


「来ないで……」


 顔を横に振って体をよじって逃げようとするアンナ。


「もうダメだよ。お姉ちゃん…… がっ我慢できない。お姉ちゃーーん!」


 アンナの様子を見てジェリスは興奮気味に叫び、覆いかぶさって身動きとれないように拘束した。ビリリリリリーーと衣服が激しく乱暴に破かれる音が室内に響く。乱暴にジェリスがアンナの衣服を引きちぎったのだ。

 アンナの上半身があらわになり、あまり大きくない彼女の胸があらわになる。下半身の赤い挑発的な下着に、ジェリスの視線はそそがれて彼の化身は限界まで大きくなっていく。


「ジェリス! ダメよ! ジェリス…… あたしたちは姉弟なのよ…… やめなさい! いや!」


 アンナの上に乗って、彼女の体を食い入るようにジェリスが見つめている。

 体をよじって必死にアンナは抵抗するアンナの姿に、ジェリスは目を大きく開き鼻息荒く彼女の胸へと自分の顔を近づける。


「経験がなさそうな顔して…… 結構やるのうジェリス殿! そうじゃそこじゃよ。ほれ頑張れ! ジェリス! アンナも喜んでるぞ」


 アンソニーはジェリスの様子をみて煽るように声をかけた。

 横目でアンソニーを睨み付けてジェリスは、彼女の胸にしゃぶりつきさらに下半身に手を伸ばし下着を強引にはいだ。


「いやよ!!! やめて! ジェリス! やめてーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

「お姉ちゃん! お姉ちゃん!!!!!!!」

「いや…… いやーーー! あぁん……」


 アンナに覆いかぶさり、ジェリスのいきりたった欲望は彼女の中へと深く侵入する。彼は恍惚な表情を浮かべて激しく下半身を上下に動かす。下になったアンナは嫌がり体をよじってを離そうするが、手足を縛られた彼女の抵抗は彼にとってはほぼ無抵抗と同じであった。


「お姉ちゃん! 僕…… もう!」

「はっ!? ダメよ! ダメ! やめて!!!! やめてーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

「いくよ!!!! お姉ちゃん!!!! はあああああああああああああああああ!!!」

「いやあああああああああああああああ!!!!!」


 すぐに限界がおとずれアンナの中に、ジェリスが注ぎ込まれていく。満足したようすジェリスはアンナの頭を撫でる。


「はぁはぁ…… お姉ちゃん…… 好き……」

「そっそんな…… ジェリスがいっぱい…… 私たち姉弟なのよ…… ハゥ!」

「お姉ちゃん…… 大好き」


 ジェリスはアンナを無理矢理に、自分の方を向かせてキスをして彼女の口をふさぐ。ピチャピチャと音を手ててジェリスは、柔らかいアンナの唇の感触を鼻で息をしながら満喫する。


「そっそんな…… また…… もっもう無理…… ああああん!!!」


 アンナとのキスで再び元気なった、ジェリスは再び彼女の中へと侵入し激しく上下に動きだした。

 その様子を見て、キースとアンソニーはそれをみて笑いながら部屋を後にした。部屋を出た廊下にまでアンナの声が響きわたっている。


「こりゃアンナは大変ですな。ジェリス殿は一日中ずっと貪り続けるでしょうな」

「ジェリスはアンナが大好きだからね。まぁいいじゃないか。これはアンナへのお仕置きも兼ねてるがジェリスへのご褒美でもあるのだからね。彼がカネリア王を…… フフ…… 仲良し姉弟の愛の結晶もすぐに見れるだろう…… 生産までは一週間くらいか?」

「いえ…… 種付けから出産までは二週間ですな。戦闘できるまで成長するにはそこから一ヵ月です」

「そうか楽しみだな」

「はい。キースの偉大なる四人(グランドフォー)のアンナから生まれるハイグレードオークはさぞ強いでしょうしな……」

「そうか…… ハイグレードオークは饅頭に三種族の複合体を混ぜてるから母体の影響が少し強くでるんだったな…… だがアンナのような強い女性はなかなかいないぞ。彼女はまだ利用できるし完全に苗床にするわけにはいかないぞ」

「それは大丈夫ですよ。研究は進んでおります。一体サンプルができれば後はこちらで増やせますので……」


 アンソニーの言葉にキースは満足そうに頷く。アンソニーは魔法研究に長けた賢者であり、薬や魔法生物の生成も彼の専門分野である。ハイグレードオークを作り出したのはアンソニーだった。彼はエルシアン饅頭に手を加え食べた男性と女性が交わることでハイグレードオークを孕むように改良した。ロッソたちがジャハル村の洞窟で作られたハイグレードオークは初期の試作品だった。

 視線をキースの顔に向けて表情を確認しながらアンソニーは慎重に口を開く。


「キース殿それともう一つ……」

「なんだ? まだ何か?」


 立ち止まってキースがアンソニーに問いかける。アンソニーは怪しく微笑みかける。キースはアンソニーの表情をみてため息をついた。


「はぁ。その顔は…… なんかやりたいことがあるのか?」

「はい。建設のめどがたったことですし例の計画も先に進めてもよろしいかと…… 準備はできております」

「そうか。わかった…… 進めてくれてかまわない。ラブリとアンソニーで進めてくれ」

「ありがとうございます。では、私はこれで……」


 アンナの声が響く薄暗い地下の廊下をキースが部屋へ向けて歩き出した。キースを見送りながらアンソニーは立ち止まったまま頭を下げていた。

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