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3話【鍛錬の日々】

それからが大変だった。

淑女教育以外では片目での生活剣の指導……。

目まぐるしい日々でもやりがいを感じてた。

剣術はお父様が休みの日に教えて貰ったりした…。



「はぁぁぁ!」


「踏み込みが甘い!」


「くっ……!まだ…諦めません!」


「無鉄砲なやり方では隙だらけだ。」


「……はぁ…はぁ…はぁ…お父様…ゴホッ…まだできます!」


「何を言ってるんだ。

片目での剣術もまだそんなに経ってないだろう。」


「……今…頑張らなきゃいけないのです!

……あと2年しかないのです!

わたくしは…もっと強くならなくてはいけません。」


「焦ってもいい結果には繋がらないぞ。」


「それでも……!

女性であるわたくしは男性の方より体力が落ちるのが早いのです…。

磨きあげた剣術は衰えません。

体力が無いのを誤魔化せるほどの剣術がわたくしには必要なのです。」



お父様が休みじゃなければできなかったから頑張りたかった。

お父様には焦ってるように映ってしまって無理をさせては貰えなかった…。

ドレスをまだ着るから2年間は筋力をつけすぎてはいけないとも言われた。

わたくしは男性では無いからいずれ衰えてくるのに……。



「……それでもダメだ。

基本的な事が抜けてしまっては磨きあげたところでボロが出る。

リアは私と同じ側近の騎士なのだから無理はするな。」


「……分かりました。」


これ以上は粘ってもダメでしょうね…。

こっそり部屋で筋トレをしているのは内緒にしとこう…。


「そういえば社交界デビューのデビュタントの日が決まったぞ。」


「そうなのですか?」


「あぁ…。リアも8歳だからな…。」


「わたくしは男性として生涯生きるとしてもお父様とお母様から沢山の愛情は貰ってますわ。

もちろん今後弟や妹が出来たとしてもわたくしにとってかけがえのない存在になるでしょう。」


「リア……。

優しい子に育ったんだな……。」


「剣術もわたくしがやりたいからやってるんですわ。

性別のせいで騎士にはなれないなんて事があったとしても、わたくしはお兄様に教わっていたと思います。」


「そうか…。

デビュタントの時は綺麗な令嬢になるんだろうな…。

ずっとその姿だけを見れていたら良かったのに……。」


「お父様……。

2人で後悔しないように、決めたではありませんか。

わたくしの心は変わりませんわ。」


「わかった…。

デビュタントの日までは剣術はおやすみしようか。

ダンスが無いとはいえ覚える事もまだあるだろうから。」


「そう致しますわ。

ドレスや宝石も選ばなくてはいけないのでしょ?」


「母さんと選んで来なさい。」


「分かりましたわ。

お母様も喜んでくれるかしら……。」


「気にするな。

リアは私達にとって可愛い娘なのだから…。」

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