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詩集 心箱  作者: TiLA
99/100

心箱

心が

消えたなら

悲しみも

苦しみも

消えてしまうのかな


誰も

僕のことなんて

全部忘れて

明日もどうせ

世界はまた同じように

回るのかな


きっと何も残らない

悩みも

痛みも

言葉にならない

どうしようもなく

やるせない想いも


この心と一緒に


でも、夜空を眺めて

星座の神話を思い出してみる

それは昔、誰かがしまった

星の心箱


大地に立って

花言葉の囁きに耳を澄ませてみる

それはいつか、誰かが託した

花の心箱


月の和名に

輝く宝石に

誰かの心が宿っている

詰まっている

溢れている


この世界は心箱


だからこんなにも美しい

ときに醜く

哀しくとも

こんなにも優しい


星が、花が、石が、その全てが

誰かを大切に想う心を憶えているから


皆んな同じように

繰り返してきた

だから

夕陽はあんなに綺麗なんだね


何が大切か

心は憶えているから




お読みくださりありがとうございます。

本詩集もラスト1話となりました。

いいね!や感想で支えてくださったソウルメイトの皆さまに心から感謝と愛を。

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