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詩集 心箱  作者: TiLA
98/100

感情の糸が線となり

糸電話のように心を繋ぐ

何本もの糸は

まるで蜘蛛の巣のように


そのネットワークに捕らわれた

ユリシスの青い羽


糸の半分を持っているのは君

これが絆なの?


何本もの感情の糸が

僕の心を縛る

君の言葉、君のしぐさ

無理に微笑んだ君の優しさ


線と線が繋がり面となり

面と面が繋がり箱となる

心の箱に閉じ込められた

コリウスの言の葉


やがて時の河を流れる箱舟は

いつかその姿

朽ち果てながら

星の海へと辿り着く


面と面は離れて線となり

線と線が離れて点となる


今はもう

夜空に輝く絆ひとつ


美しいほど悲しくて



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