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詩集 心箱  作者: TiLA
8/100

きみと出会ったキセキ

きみはもう


ぼくの思い出なんだよ


言葉を交わせば

何気ないひと言が

その人の人生を干渉するような

ことだってある

何気ないぼくのひと言が

きみを干渉してしまうことだって

きっとある

もしそうなら


その優しさは連鎖する

心に咲いた花火が

パッと咲いて

消えかけたとき

また次の花火がすぐに

夜空に花咲くように

きみの優しさが

重なって

その優しさは連鎖する

心が連鎖するんだよ

花火のようにね


それは一瞬のことかもしれない

真夏の夜の夢かもしれない

でもそんな輝きが

そんな音が

重なりあえたなら

心が重なりあえたなら


ときには

きみのこぼした

涙ひとしずくが

ぼくの心に

雨を降らすことだって

あるかもしれない


花火の軌跡が

涙の軌跡が

ぼくらが巡りあった奇跡が

心が重なるキセキが

いま輝いている


ねぇ、きみは


もうぼくの思い出なんだよ






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― 新着の感想 ―
[良い点] 花火の軌跡と涙の軌跡が重なり合って、思い出になる。 なんとも切ないですね。 最終節が効いています。
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