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詩集 心箱  作者: TiLA
74/100

心寄せて

波のように

打ちつける

心のハーモニー


寄せては

かえすを

繰り返す


ときには強く

ときには自信なさげに


砂浜に書いた

レター(文字)を消しながら


波のように

惹かれ合う

心のシンパシー


ざざぁーーん


シュワァーーーッ


寄せては

かえすを

繰り返す


ときには深く

ときには焦らすように


砂のお城は

すっかり消えてしまった


貝殻に耳をあて

返事が聞こえないかと

耳を(そばだ)てる


心寄せて


でも聞こえるのは

ただ風の音だけで

まるで繋がらない呼出音のように


でも代わりに

水平線がオレンジ色に染まりだすと

夜明けを知らせてくれる


ときには眩しく

ときには優しく

暖かい

その光は


代わりに会いに来たよと

微笑むように




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