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詩集 心箱  作者: TiLA
69/100

夜が更けていく

夜に澄ませて

そっと耳を

カーテンを開けてごらんよ

月が囁いているから

君にだけ聴こえるように

そっと囁いている


夜に溶けていく

気づかれないように

ワインを空けてごらんよ

喉を潤してみれば

あの夜の口づけの後のように

切ない甘さだけが残って


夜が更けていく

そっと秘めやかに

自分に質問してごらんよ

最後に言った

心からのありがとうは

一体いつだったろうって


夜がこだまする

何度も何度も


カーテンは開けたままで

待っててごらん

少しぐらい夜更かししても

大丈夫

きっと大丈夫


流れ星のような

言葉がそっと

君の心を通り抜けて

本当の自分の心に

こだまする


夜に澄ませて

そっと心を


最後に言ったのは

一体何のためだったか



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― 新着の感想 ―
[良い点] あー、夜に読みたかった。 月を眺めながら、ワイン飲めばよかった。 これはきっと赤ですよね。 流れ星のような言葉がそっと の部分が良いですね。 流れ星のような言葉、とっても素敵です。
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