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詩集 心箱  作者: TiLA
66/100

そういえば

 そういえば

 あなたは気づいてたでしょうか


 あなたを見つめる

 熱い眼差しに


 あなたに想い焦がれ

 胸を熱くしていた恋に


 そういえば

 いつだったでしょうか


 寒い夜

 あなたが掛けてくれた

 大きめの上着


 少しあなたの匂いがして

 とても暖かかった


 そういえば

 どうしていつのまに


 連絡をくれなく

 なったのでしょうか


 そういえば

 そういってしまえば


 あなたを責めることになるから


 卒業のあと

 互いに違う道へ進み


 連絡とらなくなったのは

 お互いさま


 だから


「頑張って」


 あの日見たように

 満開の桜越しの空に

 どこかでつながっている

 あの人へ


 そういえば


 一陣の風が通り過ぎ

 花を散らせていく


 そういえば

 

 あなたはこの桜の樹が好きだった



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― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは。 良き作品ですね。 返詩を書いてみました。( ◠‿◠ ) よろしければ読んで見て下さい。恥ずかしい [一言] 桜の季節になると思い出す きみの 「頑張って」が 「さ…
[良い点] とても素敵な作品です! よく考えられ、練られた構成だと思います。 感性にも訴えかけてきます。 「空」は繋がっていますよね。
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