表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 心箱  作者: TiLA
52/100

啄ばむ

小鳥が餌を啄ばむように

口づけを交わし

心が溶け合いそうなくらい

瞳の奥

見つめ合う


プラトンの半球説によれば

まるで元は

一つであったかのように

強く抱き合い


あゝでも

許されざる恋

許されざる愛


人は禁じられれば

禁じられるほど


求め合うのだろうか


こんなにも激しく



枯葉が浸る小川の上を

番いの白鷺が飛んでゆく


こんな寒空の下で

お前たちの

啄ばむ餌はあるのだろうか


あゝしかし

あの白鷺になって


飛んでゆけたなら


朝陽に反射する

あの紫色に輝く雲の中へ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ