表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 心箱  作者: TiLA
46/100

無限のグレー

人は一人以上の社会の中の存在になると

人と人との間が生まれ

ヒト科から人間となる


だから社会の中においては

自分以外の人から客観視されている自分が居る

その一方で

自分だけが知っている主観視した自分も居る


さて、ここで

主観視した自分さえよければ

客観視されている自分はどうでもいいのだろうか


アンパンマンの著者である

やなせたかし氏はこう言ったという


人が一番嬉しいのは人を喜ばせることだ

人は人を喜ばせることが一番嬉しい


もしこの言葉が真理なら

人は主観視した自分が喜ぶことをしてればいい

それだけで幸せになれるということではないのだと思う


客観視されている自分のこともある程度は気にして

人に喜んでもらえる自分じゃなければ

本当の嬉しさは手に入らず

本当の幸せは得られないということになるからだ


だがそれが行き過ぎてしまうと

八方美人の中身スカスカ

アイデンティティが崩壊した自分となってしまい

それはそれで幸せになれるとは思わない


アドラー先生が嫌われる勇気とか言いながら、

一方で人を笑顔にすることの尊さが説かれたりしていて

全くこの社会は矛盾だらけだ


何でもかんでも白か黒か

1か0かで分けてしまうことが良くないのだと思う

この社会は

きっと白か黒かの二択ではなく

その間には無限のグレーがあるのだから


僕らは皆んな

その無限のグレーの中で生きているんだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ