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詩集 心箱  作者: TiLA
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月の指輪

僕らは

誰かを傷つけるために

生まれてきたわけじゃない


僕らは

誰かを問いつめるために

追いつめるために

言葉を覚えたんじゃない


僕たちは

きっと愛し合うために

生まれてきたんだ


きっとそうだよ


海岸に打ち寄せられる

波の水面に溶けるように煌めく

あの朝焼けの音が

聴こえるかい


夜空に瞬いて見える星々の

数より多い人々の

その数だけ夢がある

街の灯火が輝いている


もし希望が星ならば

夜空に闇が多いのは

希望よりも失望のほうが多いから


そうかもしれない


嗚呼、それでも

僕たちは


持ちきれない愛を

待ちきれない明日を

はち切れそうな心を

断ち切れない想いも全て


抱きしめて歩いていこう


心に朝焼けの唄を奏で

胸に希望の星を灯し


いつか貴女に

あの月を指輪にして贈ろう


なぜ生まれたのか

なぜ言葉を覚えたのか

僕は問い続ける


けして諦めない




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