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詩集 心箱  作者: TiLA
13/100

センチメンタルな秋の空

旅先の

しんと静まりかえった

見覚えのない

朝陽差し込む部屋で

ひとり目を覚ました


まどろみながら

もし明日

もし誰も

おはようも

おやすみも

言える人がいなくなったら

どうしようって


そんなことをふと

思ったら

心はもうどうしようもなく

きみで一杯になった


センチメンタルな

秋の空


太陽におはよう

白い雲にいってきます


挨拶してみる


まだネクタイをしない

胸元に

少し冷たい風が通り抜ける


今夜きっと

空はまた澄んでくるだろう


月にただいま

瞬く星におやすみ


って帰ろうかな


それでも

それでも


秋の空が

どんなに優しくっても


いってらっしゃい

と手を振り

おかえりなさい

と抱きしめてくれるのは


きみがいい


目が覚めたら

きみがぼくを見ていて

きみの寝顔に

おやすみと囁きたいよ


愛してるは


きみだけに言いたいんだ


だって

センチメンタルな

秋の空は

どうしようもないほど


どこまでも

ブルーだったから






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― 新着の感想 ―
[良い点] > 愛してるは きみだけに言いたい そうですよね。 > センチメンタルな 秋の空は どうしようもないほど >どこまでも ブルーだったから この最終節にハッとしました。 どこまでもブル…
[一言] 秋空とセンチメンタル。 お似合いですね^_^ 涼しくなってきましたね。
2022/10/25 17:36 退会済み
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