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新たな……

あ、新たな…?


え…まさか!こんなことに!?




「おぉ、街か?国か?」


ノアが作った水の馬車に乗って3日後、ある大きな都市を見つけた。


「一応街ですよ。私達が住んでいたブルカンド王国の中央都市、エドルワーです。というか知らないで来てたんですか?」

「当たり前だろ」


方向音痴なんだ。仕方ないだろう。


「取り敢えずさっさと入ろうぜ。温泉行きたい」

「そうね同感」


俺達は早速エリンギの街へと向かった。









街に入ると何故かかなり賑わっていて、人だらけだった。


「なんでこんなに人が多いんだよ」

「もうすぐ龍生祭ですからね」

「ん?あ〜、そろそろなのか。ってそれはあっちの街だろ?」

「違いますよ。こちらが開催場所です」

「まじか…」


うげぇ、俺人多いの苦手なんだよな〜。


なんてたってど田舎県出身だから混雑にもなれてないし…


「取り敢えず宿!」


しかし、ここからが長かった。


龍生祭の影響でどこの宿も満員で、気がつけば夕方になっていた。


このままではまずいと思い、凄く高そうな宿に入りなんとか休むことができた。


「うへぇ〜、疲れた〜」


人混みと疲労でもう動けない。ここの美味しそうな食事をするか露天風呂に入るかしかもうしたくない。


「うん、ここはやっぱり露天風呂だな」


流石高級旅館といったところか各部屋に露天風呂が常設されている。しかし、俺は大きいところが好きなので別のところにある大浴場へと向かった。


そこは広く、更には色々なお湯があって滅茶苦茶楽しめた。やっぱり温泉はいいねぇ〜


その後の料理も豪華でカニやウニやら魚介類に、肉類がたくさんあって超大満足だった。


ここに一週間も泊まれるなんて夢のようだ。まぁ、俺が教師で貰った給料も全部夢のように飛んでいったけれど。


豪華な食事のあとはトランプをして遊びまくった。因みに俺は全勝無敗。というかルシアとレナの顔が分かりやすすぎてほぼほぼその二人のべべ争いだった。


とても楽しい時間はあっという間に過ぎた。


でも、やっぱりどこか少し楽しくない、そんな風に感じる。


理由は分かっていて、ルシアとイヴが未だによそよそしいというか、ルシアが一方的にイヴを避けている。


それに最近ルシアは何か考えていることが多い気もする。


まぁ、考えても仕方ないか…


時間が解決してくれるだろ。




夜皆が寝静まった後、俺はコッソリと起き上がって忍び足で窓に向かった。露天風呂だ。


せっかくなのでやっぱり入っておきたい。


「うへぇ〜」


真夜中の風は少し冷たいが、お湯の温かさと相まって最高だ。


しかも眺めも最高で星が一望出来る。


ガラガラ


「ッ!」


急にドアの開く音がして後ろに振り向く。その先にはバスタオルを体に巻いたルシアが立っていた。


ルシアはこちらを見ても気にする様子もなく、湯船に入ってきた。


「お、おい」

「いいでしょ、別に」


ルシアは俺の隣にやってきて、星を眺めた。その姿が風景と合っていてなんだか写真を見ているかのようだ。


「イヴと仲良くしろよな」

「………わかってるわよ」


少し遅れてルシアは返事をした。


夜風がフワーッと吹いて、ルシアの銀の髪がキラキラと舞った。



「分かってるなら、なんでしないんだよ」

「………」


俺が尋ねてもルシアは無言のままだった。


「……まぁいいけど」


俺は一度上半身だけ風呂から出て、座る。


「寒っ」


冷たい風が直ぐに体を冷やしてしまい、俺はまた直ぐにお湯に浸かった。


「………ねぇ、覚えてる?私達が最初に会ったの」


ようやく口を開いたルシアは俺の肩にもたれかかってきた。


そんなに密着されると鎮めようとしてたものが、また張り切っちゃうじゃないか…


「あぁ、覚えてるよ。口の悪い猫耳だってな」

「私だって変人を召喚しちゃったと思ったのよ」

「お互い様だな」

「そうね」


俺達は顔を見合わせて笑った。





「ねぇ?」




「なんだ?」




肩に寄りかかったルシアの瞳が俺の眼をじっと見つめている。輝く銀色の髪。大きくてくりっとした瞳。艶っぽくて、色っぽい唇。全てが俺の視界を埋め尽くす。








「好き」













「俺も」




二人は熱いキスを交わした。


冷たい風がピューッと吹き抜けたが、俺はそれでも熱いと感じてしまうくらい火照っていた。





レンヤ 「彼女の好きなとこ?そりゃあ……ね?そう、      なんと言うか…」


ルシア 「さっさと言いなさいよ!!」


レンヤ 「え、え〜と貧乳」


バシッ!! 



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