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宿にて




「ふぁ〜あ」


俺は大きな欠伸をする。


「眠そうだね」


ノアが隣から声をかける。ノアは浴衣姿で風呂を上がったばかりでまだホカホカしているのが伝わってくる。


「意外と会議が長かったからな」

「まぁ、生徒を守る義務があるからね」

「そうさね〜」


俺は腕を上に伸ばしてのびる。


「頑張るか」

「うん、そうだね」


「それでさ……なんか怒ってる?」

「うんうん、最近出番がなかったからって怒ってないよ」


いや、怒ってるよね!?それは俺じゃなくて作者にいってよね!?


「あんた達、そろそろご飯よ」


これまた浴衣姿のルシアとレナが風呂から上がってきた。


やっぱり思うけど女の髪が濡れている姿って良いよな…


「……っ\\な、何よ、じっと見て」

「え、あ、いや」


じっと見過ぎたのかルシアにバレてしまった。俺は直ぐに目をそらして、ご飯処へと向かった。









「はぁ〜食った食った」


「なんかそのセリフ最近聞いたわよ」


お腹いっぱいになって満足しているところにルシアが釘を差した。


「いいだろ…事実なんだから」

「いや、そんなことでずっと登場できてるのに私は…」

「ルシアも気にしてたのかよ!てか、俺に言うな!」


俺は悪くない!悪いのは作者だ!


「ま、そんな冗談はおいといて、生徒が呼んでたわよ。あの…元気な子が」

「リディア…か?」

「多分その子ね」


なんだ?枕投げでもすんのか?


「ねぇ、レンヤ」


俺はリディア達の部屋に向かおうとするとルシアが声を掛けてきた。


「ん、?」

「……なんでもないわ」


そう言ってルシアは背を向けた。


何だったんだ?





「あ、レンヤくん、どこか行くの?」


リディア部屋に向かっている途中でノアに出会した。


「なんか、生徒に呼ばれてな」

「そっか〜」


ノアはそうは言うものの何か様子がおかしい。たいして変わらない気がするが、なんか、言葉では言い表せない雰囲気がある。


「どうかしたのか?」

「え?あ、いや……実は…」


そこでノアの言葉は止まった。


「うんうん、やっぱりなんでもない。じゃ、早く行ってあげなきゃだね」


そう言ってノアは俺の背中を押す。


「お、おう」






「あ、レン君」


次はレナに会った。なんか会う気がする〜って思ってからなんにもおどろかないんだよな…


「よっす」

「どこ行くの?」

「ん、なんか生徒に呼ばれてな」


そういうと、レナは妙に辛辣な顔を見せる。


「………それって、イヴちゃん達?」

「あ、ああ、」


何故かレナは俺を睨むようにじーっと見てきて


「先生だからね!」


と強調して言って指でつついてきた。俺なんかしたか?


「まぁ、ないと思うけどね」


そうよくわからないことを言って俺の隣を過ぎた。


「あ、そうだ、レン君」


思い出したようにレナが言った。俺は振り返るといつになく真剣な表情をしていた。


「どうした?」


「あし……うんうん、やっぱ何もない」


レナは何かを言いかけて辞めた。足?俺の足になんか付いてるのか?


俺は足を確認するが別に汚れているわけでもない。どういうことだったんだ?


まぁ、良くは分からなかったがそんなことは置いといて俺はイヴ達の部屋に入った。










「あ!先生!遅いよ〜!」

「わりぃわりぃ」


俺は部屋に入ってどっかりと座り込む。


「で、?」


何をするのかを尋ねるとリディアは不敵に笑ってドーンと割りばしを出した。


「王様ゲーム、イエ~イ!!」

「「…イエーイ」」


リディアは張り切って、男子共は付き合わされている感満載の返事をする。


(ふふふっ、この王様ゲームは仕掛けがあるのよ。箸の長さでどれが王様でそれ以外の番号なのか分かるのよ。これで後はこっちの箱で…)


「因みに王様の命令はこの中に入れてるからね〜!先生も何個か入れても良いよ〜」


(まぁ、過激なキスはシッカリと箱の間に挟んでいるからね。これでイヴのアシストが出来るわ)


リディアがずっと不敵な笑みを浮かべているので不審に思うが……え?


「おい、箸の長さが違うぞ?」

「はへっ?」


俺はパッと箸を奪い取った。そして長さを比べると案の定違って長い順に王様1.2となっていた。


「それに……」


俺は箱の中身を確認しようとするが、それはリディアに奪われて箱の中をかき混ぜられてしまった。


「お、おい!」

「も、もういいでしょ!こっちが悪かったから!」


リディアが不正を認めて、新しい箸を用意した。それに箱を使うのはやめさせた。リディアは悔しがっていたがこればかりはしょうがない。



「じゃあ、いくよ!」


「「「王様だ〜れだ!」」」



「俺だ」


ランガが手を挙げた。


「じゃあ、3番が1番を叩く」


ランガがそう言った途端にリディアがいつの間にか作ったハリセンを俺に打ち付けた。


「イッテ!おい!俺は2番だぞ!」

「ふんっ!私は4番よ!」


全然関係ねぇーじゃんかよ…ただの恨みかよ。



「「「王様だ〜れだ!」」」


「次は私ですか…」


どうやらイヴが王様のようだ。


「じゃあ5番の人は敬語で話す」

「げっ、仕方がないですね」


どうやら5番はリディアのようだ。敬語が似合わないな、








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