戦闘
「戦闘ってどんなルールなんですか?」
「A~Eまでのクラスのそれぞれの代表5人が戦うバトルロワイヤル式です。戦闘不能及び場外地への着地が負けとなります」
「ん?つまり、一人でも生き残っていたら勝負は勝ちなのか?」
「まあ、そうですけど…例年ここに四天王が集まるんですよ?」
「ふ〜ん、なるほどね~」
しめしめ、良い事を閃いた。これは使えるな〜。
「じゃあ、選抜メンバーを発表する」
「え、もうですか?」
「さっさと決めて練習するほうが良いだろ」
「そういうものですか…」
セレナ先生は納得したように頷く。
「んじゃ、そういうことで選抜メンバーは……」
「誰にする?」
クラスの全員が大コケをした。
「決まってるんじゃないんですか!?」
「いや、だってよ?俺お前らの実力知らねぇ〜し」
教室ならともかく外の授業は見たことがない。
「んじゃあ、そうだな……使える魔法順に並んでくれ。こっちから火な。ああ…こう言うのも何だけど強い順に…喧嘩するなよ!?」
このクラスの奴らは少しでも自分を大きく見せたがるからな……
「よし、これでオッケー……」
クラスは30人。そのうち火が11人、水が7人、氷が5人、土が2人、闇が1人、聖が4人、光と雷と邪はいないらしい。
火にはイヴ、レックスが
聖にはランガ、リディアがいる。
「ん〜、じゃあメンバー発表な」
「え、もうですか?」
セレナ先生が驚いたように尋ねる。
「イエス、アイキャン」
「………なんですかそれ?」
「俺の最大限の英語力」
「英語?」
「いや、なんでもないです…」
この世界には英語という文化は存在しないのかよ…まぁ、なくて良いけど。
「じゃあメンバーは………?なんでそんなに祈るんだ?」
「えぇ!!だって先生、戦闘といえば花形だよ!」
「そうなのか?」
てことはどのクラスも最強メンバーを集めてくるって訳か……なら尚更都合が良いな。
「じゃあメンバーは……」
「魔術は今の最前列な。あ、火と水は前列二人な。じゃあ残りはリレーってことで」
「そ、そんな適当で勝てるんですか?」
俺の適当な決め方にセレナ先生はかなり疑問を持つ。
「そうだよ〜、リレーって余り者だから負け確みたいじゃん!」
お調子者のミナが項垂れて言う。
「そんなことないぞ?多分」
「多分て……」
俺のいらない一言でリレーメンバーはどんよりとした雰囲気に陥る。
「本当に大丈夫なんですか?」
セレナ先生がそっと耳打ちをする。
「………さぁ、無理かも…」
その返事にクラスが雰囲気が最悪となった。




