宴会
「で?そっちはどうだったんだよ」
「まあ、余裕ね」
「私のところもそんなにかな」
「わたしもそうね、苦戦する要素がなかったわ」
宴会の席はそれぞれ5人席でくじ引きで決まった。
「…………」
「どうしたのよ、黙っちゃって」
「いや、この空気なんだよ!!?」
俺達のテーブルを男教員共がジロジロと睨みつけてくる。ちょっとでも話すとけっ、とか調子に乗りやがってとか聞こえてくる。
くじ引きだろ!?くじ引きでたまたまルシア、ノア、レナ、セレナ先生というハーレム席になっただけじゃん!!
「レンヤ先生は御三方ともと仲が良いんですね」
「ん?まあ、だって……イテっ」
急にルシアが抓ってきた。俺は横目でルシアを見ると首を小さく横に振っている。ノアとレナもまたルシアと同様小さく首を横に振っている。
あ、一応隠しておくのね。一緒に住んでるとかバレると何を言われるかわからないしな。
「どうしたんですか?」
「あ、いや、何でもない」
「??そうですか……」
セレナ先生は不思議そうに首を傾げるが、それ以上のことは聞いてこなかった。
「オッホン、諸君聞いてほしい」
教頭が一度咳払いをして、呼びかけた。途端に会話は中止され、皆が教頭の方に向いた。
「修学旅行のついていく組だが、今の席でいいかね?ちょうど担任も別れていてそれでいて戦力も申し分ないと思うが」
誰の反対意見もでない。ちょくちょく思うんだけど教頭って凄い立場なのか?
「反対意見もないようだし、これで決定だな」
そう言って教頭はゆっくりと腰を下ろす。
「このメンバーね、」
俺は4人を見渡す。
「うん、俺は休んでも問題なさそうだな」
「ならない以前の問題よ!ちゃんと来るのよ!」
「なー、修学旅行ボイコットしね〜?」
項垂れるように誰かが呟いた。
「はあ!?何いってんだよ!俺らの修学旅行だぞ!?なんでボイコットしなきゃならねぇーんだよ!」
「ほんとそれ」
「信じられない!」
誰かさんが、黒板の前で呟いた言葉が火種となってクラス中が騒ぎだす。
「だーっ!うっさい!わかったから!!」
誰かさんは逆上……俺は逆上して大声をあげる。まぁ、こういうことをしているといつもとなりのクラスから苦情がくる。ほんと困っちゃうよね。
「んで、次の授業ってほんちゃら祭の練習だっけ?」
「武闘祭ですよ、先生。いい加減覚えてよ〜」
クラスの女子から苦情がくる。よし、今言ったのはえーっとマコだな。絶対成績下げてやる…!
「まぁ、もう授業もすることないし、次やること、まあチーム分け言っとくわ」
俺はパソコンの中にあるファイルを開ける。
「んーと、まず野球な。打順はこの通り。後で変更するかもだけど」
一番
二番
三番
四番 投手 ランガ
五番
六番
七番
八番
九番
「全然きまってねぇーじゃねぇかっ!!」




