勇者パーティー
更新遅れてすいません
異世界に転移してからあっという間に一ヶ月が過ぎた。
基本的に毎日戦闘訓練、まれに魔物狩りといったことを繰り返している。光魔法の扱いにもなれてきた。
「やあ、朝からすごいね」
最近の日課で、朝練をしていると新川くんがやってきた。
「うん、強くなりたいからね」
「ふーん、どうしてだい?」
「蓮夜君を探すためには魔物と戦っていかなきゃならないからね。探している途中で死んだら元も子もないからね」
「そうだね」
新川くんは納得したようにうなずいた。
「おー、ここにおったか。今から何かあるみたいだから、大広間に集まってくれ」
「分かりました」
私たちは言われるがままに大広間に行った。そこにつくと、他のクラスメイトは全員集まっていた。
「これで全員だな、そなた達に集まって貰ったのは勇者パーティーについてだ」
「勇者パーティーだと!?」
王様が言った途端、オタクくんが叫んだ。
「おお、知っておるのか。取り敢えず説明を頼むよ」
「はっ」
王様は部下に命令をした。
「この度、勇者様がこの国に来られます。それは12の勇者の内の二人からなるパーティーです。《剣聖》と《魔女》のお二方です。そこでなんですが、そのお二方が新しいメンバーを必要としているようなので、選ばれたら勇者パーティーのメンバーとして旅をしてもらうことになります」
(旅!?これなら蓮夜くんを探せる!)
「何人ですか?」
美咲は恐る恐る聞いた。
「それは、後程ガルム王が決めますので……」
「そうですか、」
何人か分からないとなると勇者パーティーに入れるかは微妙。
(取り敢えず精一杯アピールしなきゃ)
私は今後の目標を見つけた。
時は少し遡って
「すみません王様、わざわざ」
「よい、して尋ねごととは?」
ある豪華な一部屋で新川と王が面会をしていた。
「実は、クラスメイトが一人いなくて……召喚したのは何人ですか?」
「おい、」
王は隣にいる執事に声をかける。
「ただいま確認してきます」
執事は足早にその場をさる。
数分後その執事は帰ってきて王に耳打ちをする。
「100人だそうだ。」
「え!?それなら全員いるはず……」
新川は驚き、考えこむ。
(僕達の学年は全員で100人、クラスの人数を数えても99人しかいなかった。じゃあどうして……)
「……召喚の途中少しアクシデントがあったようだ。その時に、次元の狭間からぬけでたやもしれん」
「そ、そんな」
王は神妙な面もちで言う。
「どこかで生きているっていう可能性はあるんですか?」
「それは……詳しくはわからん。じゃが言うとしたら確率は
10%以下じゃろう」
「10%以下………」
10%以下という確率に新川は絶望する。
「安心せい。もし生きているのなら次元の狭間で留まることはほぼない。どちらかの世界に飛ばされたという可能性の方が高い。こちらでも捜索をしよう」
「……ありがとうございます」
新川は絞りきった声でいう。
「ガルム王、これでよろしかったのですか?」
執事が新川が部屋から出ていったのを見計らって尋ねた。
「当たり前だ。いるかもしれないと言ったら希望を持つだろう?希望は明日への力だ。そうすれば我が軍は強くなる。」
「し、しかし嘘だとバレれば………」
執事はたじろいて言う。
「心配ない。10%以下と適当なことをいったのだ。いなければやっぱりなだ。第一いたとしてもこの広い世界、見つかるわけないだろう?」
「そ、それはそうですが……」
「まだ、言いたいことがあるのか?」
ガルム王は鋭い眼光で睨む。
「い、いえ。えっと、れ、例の件は?」
「例の件?ああ、勇者の件か、融資は送るなよ」
「はっ」
執事がさった後ガルム王は一口ワインを飲んだ。
(頭がきれるやつをどう対処するかが問題だな)
「おい、」
「はっ、なんでしょう?」
何もないところから黒顔だけが現れる。
「勇者をこちらから新しい人材を送れるようにしろ」
「……その手段は?」
ふっ、とガルム王は笑い、
「野暮なことは聞くな、もちろん問わない」
黒い顔は形もないのにニヤリと笑ったきがした。
数日後勇者がやってきた。
「ありがとうございます。こんな場を設けてもらちゃって」
「うむ」
今、王宮で開催されている勇者歓迎会。各地の富豪などが集まっている。
もちろん、召喚者達もこの歓迎会に参加している。
召喚者達はいつもより豪華な食事や雰囲気にはしゃいでいた。
「浮かない顔をしているね」
新川はシャンパンを片手に美咲に言った。
「あ、新川くん……まあ、そうだね、今日だもんね」
「勇者パーティーに選ばれるか、か」
そう、今回の歓迎会の最後に勇者パーティーのメンバーが選ばれる。それも三人。三人の勇者パーティーのメンバーが行方を眩ましたようなのだ。
「まあ、気を張るのはいいけど今はゆっくり楽しもう?あれだけ頑張ったんだし選ばれるよきっと」
「ありがとう」
「それでは勇者パーティーに選ばれた者を発表する!」
ヴィンダ団長が声をあげる。
「一人目は新川誠汰。」
ワー、と歓声があがる。本人は私に申し訳そうな顔をしながら前にでる。
「二人目は山本春也。」
「え?僕?」
今度はまさかの山本春也。本人もきょとんとしている。
「三人目は……」
(お願い!選ばれて!)
「鈴鳴美咲」
(きたーーー!!!)
私は選ばれた瞬間涙がこぼれた。ようやく、ようやく蓮夜くんを探せる。
勇者パーティーに選ばれた私たちは勇者パーティーのメンバーと会った。そしてつれられるままにある部屋に入った。
「俺の名前はアルマ。聖剣を操る勇者『剣聖』だ」
元気なザ主人公ボーイだ。
「私はキルラよ。勇者『魔女』よ。魔法なら炎と水の2種類使えるわ」
大きな帽子をかぶったいかにも魔女といった風貌だ。
「俺はガメルだ。見ての通りタンク役だ。気軽に俺を盾にしてくれ」
ハゲのがめつい男が言う。
「あたいはマーナ。あたいの役目は諜報とかかな」
比較的軽装備の女性が言う。
「えっと、僕は新川誠汰です」
「鈴鳴美咲です。」
「山本春也です」
取り敢えず自己紹介をする。
「よろしくな!」
アルマは満面の笑みで歓迎する。
「あ、あともう一人いるんだけど……」
扉が開く。
「あ、来た来た」
「そいつらが新しい仲間か?」
「そうだよ」
「「「…………」」」
入ってきた人を見て私は顔が赤くなる。新川くんと春也くんは目を反らしている。
なぜなら、入ってきた人は露出度が高い服を着ていて、半裸状態だからだ。
「ん?なんで目を反らしている?」
「えっと、その……」
なんていえば良いか分からず口ごもる。
「格好か?慣れろ。この格好が一番動きやすいからな」
「は、はあ」
恥ずかしくないんだ、あんな格好で……
「よ、よろしくお願いします。えっと……」
「バーダクだ」
「はい、バーダクさん」
美咲 「蓮夜くんってどんな魔法だと思う?」
新川 「テイム系じゃないかな?猫好きだし」
美咲 「猫族みたいな獣人と一緒にいるってことないよね
!?」
新川 「………ないと思うよ(あり得そう……)」




