決意
再び戻って学校の人達~
クラス転移されてから3日目。私達は再び王様と謁見した。
「お前達が受け入れてくれて嬉しく思う。早速だが、どういったことをするかヴィンダ団長から話を聞いてくれ」
私達は中庭に連れてこられた。
そこに、赤い髪の毛が目立つ女性がいた。容姿は整っており、でるところはでている。凛とたたずんでいて、いかにも団長感が凄い。
「お前達が異世界人たちか」
「はい!」
オタクの人達が我先にと前にでる。
「私は王直属の騎士団の団長、ヴィンダだ。よろしく」
「よろしくお願いいたします!」
みんな、オタク達をみて引いている
「まず、お前達の実力を見せてもらう。私と相手しろ」
「では、僭越ながらわたくしめから」
オタクの一人が前にでる。
「よし、かかってこい!」
「異世界で手にいれたこの力!エクスプロージョン!」
しーん。
「なぜでないんだ!!?わたくしは主人公ではないのか!?」
「な、何をいっているのだ?」
「もしかしてわたくしのスキルはエロ系なのか?それならー」
オタクくんはヴィンダ団長に近づき、胸を揉もうとする。が、
ガシッ
ヴィンダ団長に頭を掴まれる。
「何をするきだ!」
「わたくしのスキルをと」
ブン!
「うわっ!」
「ぐへぇっ!」
オタクくんは投げ出され、他のオタク達と仲良く目を回した。
「使えんな、次!」
私達は一列に並び順に戦っていく。が、途中で女の子が入ってきた。ダボダボの白衣を着ていて、ロリ顔だ。
さっきまで伸びていたオタク達も急に立ち上がって凝視している。
「あっ!ヴィンダ団長~。まだ、魔法適性検査してないんですけど~。先する約束じゃないですか~」
「あ?まだだったのか?だからさっきのヘンナやつが魔法使えなかったのか」
「そうですよ~。じゃあもらっていきますね~」
「ああ、さっさとしろよ」
「はいです~。じゃあ皆さんこっちに付いてきて下さい~」
私達は少し離れた図書館のようなところにいった。
「では~一人ずつこの水晶に触れてください~」
「もう一度わたくしめから」
「はいどうぞ~」
さっきのオタクくんが水晶に手を近づける
「七色こい七色こい、なんなら水晶潰れろ!」
ピタッ
水晶は………何も変化が起こらなかった。
「え?………!もしかてこれは!俺が凄すぎて水晶に表れなかったパターンか!?」
「あ~ごめんなさ~い。それ占いの水晶でした~」
ドテ!
オタクくんは舞台をみているかのようにきれいにこけた。
その隙に研究者は手に水晶を当てる
「あ、炎ですね~」
ふ、普通。
だいたい炎、水、聖、氷、風、土、邪の順に多い。残すところ10人だが、まだ雷と光、闇、が出ていない。
ついに私の番がきた。
私はゆっくりと水晶に触れる。すると水晶が金色に光る。
「お~これは光ですね~レアですね~」
「光ってどんなのなんですか?」
「わかりません~魔法は自分のイメージですから~」
「そ、そうなんですか」
魔法は自分のイメージ?イメージが魔法を作るってこと?
「おお~あなたは闇ですか~これまたレアですね~」
「………」
誰だろうっと見ると琴音ちゃんだった。
「はい~これで全員終了です~お疲れさまでした~」
全員の魔法適性検査が終わり、それぞれ解散する。ちなみに、実践の方は今日はやめるそうだ。
私は自分の部屋に戻る。すると、床に手紙が落ちていた。
(はあ、何回目だろう?)
私はこっちにきてから何度も告白されている。これも、そういう類いだろう。
私は言われた通り、きてほしいといわれたところに行く。
角を曲がった瞬間
「僕と付き合って下さい」
「ごめんなさー
「っていうと思った?」
「え?」
そこにいたのは新川くんだった。
「やあ、それっぽいことをしてみたんだけど、まあ、反応は予想通りかな?」
「もう、びっくりしたよ。それで用事はなんなの?」
「まあまあ、それよりさっきのが本気って言ったら?」
イケメンな顔してウィンクしてくる。
「嘘はばれるよ?新川くん。だって本当に好きな人は琴音ちゃんでしょ?」
「はははー、ばれてるよね。でも、美咲さんも蓮夜くんのことが好きでしょ?」
「う、うん……でも」
私は蓮夜くんのことが好きだ。きっかけは何かわからないけど、いつの間にか好きになっていた。でも、今はいない。
「それで王様に聞いた話だと、蓮夜くんは……
この世界にいる可能性が高いよ」
「え?」
蓮夜くんがこの世界にいる!?
「僕も詳しくはよくわからないんだけど、転移中に少し乱れがあったらしいんだ。そのときにたまたま、抜けちゃった可能性があるって。でも、その生存確率は……」
「生存確率は?」
「……10%以下」
「えーー」
10%以下?私は絶望した。
「でも、僕は彼は生きてると思うよ」
「……どうして」
「なんやかんやで彼はしぶといからね。良い意味で」
「……そうだね。うんうん、蓮夜くんは生きてるはず!」
私は強く願った。蓮夜くんが無事でいることを。そして、もう一度私の前に現れてくれることを。
そして私は蓮夜くんに想いを伝える!
オタク 「我は最強」
最弱でした。




