幽霊屋敷
一旦戻ってレンヤ達~!
「ぜ、全員合格だーー!!!」
「やったーー!」
「当然よ」
「そんなこと言わずに、ね?」
「まあ、そうね、良かったわ」
みんな喜びあう。
「なあなあ、3年も学園の先生やるんだからさー、一軒家とか借りねーか?」
「いいわね、それ」
「広い庭がある家がいいなー」
「私はお風呂が広いところがー」
「いいないいな!」
「えー、この条件ですとこの物件はいかがでしょう?」
早速不動産屋に行ったのだが
「小さっ!あと、ボッロ!」
案内された家は無駄に庭が広く、風呂だけやたらでかいただの小さなおんぼろの家だった。
「仕方ないじゃないですか!庭が広くて、自然が豊かで風呂が大きいのにこんなに予算が少ない家なんてほとんどありませんよ!」
いや、それはそっちでなんとかしてよー。予算が厳しいんだよ。
「ねえ、もうないの?」
「いや、あるにはあるんですけど……」
「じゃあさっさと案内しろよー」
「で、ですが……」
なにもったいぶってんだよ。
「とりあえず見るだけだからさあー」
「わ、分かりましたから」
俺達は街から少し外れたところの大きな屋敷に案内された。
「ここです……」
「おい、俺達は自慢じゃないが予算が全然ないんだ。こんな屋敷買えるわけないだろ」
「値段は100ベニーです」
「おいおい万が抜けてるぞ?それなら俺買っちまうぞ?」
「いえ、あってます。100ベニーです。」
「は?」
こんな大きな屋敷が100ベニー?パンと同じ値段だぞ?
「なんでこんなに安いの?」
レナが尋ねる。
「それは、ここは幽霊屋敷なんです。ここに住んだ人はみんな1ヶ月以内に引っ越してしまうのです。それも幽霊がでたから、と。こちらでもこの屋敷をどうするか困っているのです」
「じゃあ決まりね、ここにしましょ」
「おいルシア!今の話聞いてたか!?」
「聞いてたわよ。幽霊でしょ?そんなのいるわけないでしょ」
「ま、まあ……」
「ん?レンヤくんもしかして幽霊苦手?」
「え!?あ、いや、そんな、、わけないだろ!」
あ、あれだろ?幽霊とか科学的にはいないはずだから、そんなの嘘っぱちだろ……怖いわけじゃないからな!
「じゃあ決まりね」
「そうだね」
「これ、100ベニーです。」
「あ、ありがとうございます」
こうして俺達は新しい家を手にいれた。
「私この部屋!」
「私はここがいいかな」
「私はここね」
「ずるいぞ!俺はこの部屋だぞ!」
早い者勝ちで部屋を決めていく。
「寝室はここがいいね」
「うん」
「おい、自分の部屋で寝るんじゃないのか?」
「自分の部屋にベッドを一人一つ置いたら、お金がかかるでしょ?大きいベッド一つの方が安いのよ」
「なるほどー」
なるほどじゃなかった!
俺の右隣にはノア、左隣にはルシアが。俺にくっついてくる。レナはなぜか「順番だから」とかいってノアの隣で寝ている。
普通に考えたらこの状況は最高なんだけど!なんだけど、寝れないんだよ!
右腕に感じる柔らかいのとか、左腕には…少し。あー、ヤバい!
邪な気持ちを振り払う。こういう時は目を閉じて羊を数えるんだ!
「羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹………」
そういえばなんで羊を数えたら寝れるんだ?逆数えてたら寝れないんだが……
目を開ける。
人形が宙を浮いている。
あー夢か。凄いな羊。
ほっぺをツネってみる。痛い。あれ?もしかして現実?
目を擦ってもう一度よく見る。
やっぱり人形が浮いている。さらによく見ると右手には包丁が……………
「ぎゃぁーーーーーーーーー!!!!!!!!」
「なによ、うるさいわねー」
「ルシア、ルシア起きろ!!幽霊が幽霊がでたんだよ!」
俺はルシアの肩を掴み揺らす
「幽霊?そんなのいないわよ」
ルシアは全くこっちを見ようとしない。
「いるんだよ!ほら目を開けろ!人形が人形が………あれ?いない」
「なによ人騒がせな」
さっきまでこっち見なかったくせに。でもまあ、俺が悪いか。
「す、すまん」
「どうしたの?」
「いや、俺のみまちがえだったみたい」
「そう?良かった。お休み」
「ああ、お休み」
あー、怖い!絶対いたよな幽霊。
「うー、汗かいちまった。一回シャワー浴びてこよ」
俺は立ち上がって、風呂場までいく。
シャーーー
ん?なんか見られてる気がする
周りを見渡すが誰もいない。
気のせいか。
シャワーを浴びながら、シャンプーを押してだそうとする。
あれ?出ない。シャンプーのところを見るとさっきの人形が
「ああぁーーーーー!!!!!!」
俺は走って風呂場を出た。
「ルシア、ルシアルシアー!!!に、人形が!!!」
俺の声を聞き付けたのか、ルシアが廊下にいた。
「うるさいわねー、何があった………きゃぁーー!!」
良かった、今度は幽霊が見えたのか。
「変態!!」
「ブハァ!」
俺は盛大に吹き飛ばされた。
「なんで全裸なのよ!?」
俺は自分の体を確認する。
「…………ぎゃぁー!!!」
俺はすぐにタオルで大事な部分を隠す
「もう、どうしたの?」
丁度レナも目を擦りながら出てくる。幽霊を頭に乗せながら。
「幽霊ーー!!」
「え?」
「頭、頭に!」
包丁を構えた人形は大きく振りかぶる
「わあ、ほんとね」
人形がレナの頭に包丁を刺そうとする。が、
パチン!
レナが指を鳴らすと
ゴォ!
人形は燃えて消えた。
「……うゎ!レンくんなんて格好しているの!?」
「そ、その前に俺を起こしてくれ、腰が抜けて……」
「はい、」
レナが手を差しのべてくれる。
「サンキュー……」
俺はレナの手をとり起き上がる。
「あれ?ルシアなにしてんの?」
「え、え?な、なんでもないわよ」
ルシアはなぜか俺の後ろで座り込んでいた。
「?どうしたんだ?」
「な、なんでもないわよ」
おかしい。なんかあるな。明らかに挙動がおかしいからな。
「どうした?幽霊が怖かったのか?」
「~~~っ!」
え?この反応もしかしてガチ?
「おいおい、お前の後ろに幽霊が!」
「ぎゃぁーーーー!!」
ルシアはハイハイで素早く俺の方によってくる。
「あー、ごめん何にも無かったわ」
「~~~っ!騙したわね!」
「あ、幽霊」
「っ!」
「残念ー、嘘でーす」
本当にルシアは幽霊が怖いんだな
ノソリノソリ
と、奇妙な足音?がする。
「な、なによ」
「し、知るわけないだだろ」
俺とルシアはすぐにレナの後ろに隠れる。
すると、寝室から白いのが
「う~ら~め~し~や~」
「「ぎゃぁーー!!幽霊!!!」」
俺とルシアは仲良く気絶した。
「ノア、二人とも気絶しちゃったわよ」
「え?やりすぎちゃった?」
布団のシーツをめくってノアが顔をだす。
「レンヤくんとルシアちゃんの意外な一面が見れて良かったね」
「そうね、でも二人のためにあと三体本物を倒さないと」
「そうだね」
ノアとレナはレンヤとルシアを寝室に運び、残りの幽霊を駆除しにいった
レンヤ&ルシア 「ぎゃぁーー!幽霊ー!!」
ノア&レナ (まにあわなかった………)




