プロローグ
第二章開幕!
これからもよろしくお願いします!
「なんで、冒険者登録すんのに資格がいるんだよ!」
「それがルールですから」
「ほんたら王国ではそんなのなかっただろ!」
「他所は他所。うちはうちです。」
茶髪の眼鏡をかけた女性ギルド員は眼鏡のくいっとあげて反論してくる。
なぜこんなことになっているかというと
数日前に遡る。
「あぁーーーー!!!!っ!」
ドスン!
「いててーー
ドスン!
「おわっ!」
レナが俺の上に落ちてくる。
「あ痛い!ちょなにすんー
ドスン!
「あ、ごめんね」
次はノアが
「う、うぅ」
ドスン!
「邪魔よ!」
「俺をクッション代わりにしただろうが!感謝しろよ!」
あー、ムカつく!アルカトの野郎!なにミッションインポシッシ○ルみたいな仕掛けしてるんだよ!
「あっ!」
突然レナが声をあげる。
「どうした?」
「あれ、街じゃない?」
「んー?どこどこ?」
「あそこ」
「あっほんとだ~!」
ここから10キロほど離れた場所に街があるのが見えた。
「さっさと行って、温泉でも入りましょ」
「いいな、それ!」
「じゃあレッツゴーだね」
俺達は街の方に歩いていった。
「とまれ」
「あ、ここが検問所ですか?」
「そうだ」
徒歩3時間ほどかけてようやく国の入り口までやって来た。
「あのー、ここって何て言う街ですか?」
「はあ?そんなんも知らんのか。ここはブルカンド王国のブルックの街だ。」
「え!?ブルカンド王国!?」
「結構こっちまで来たわね……」
「は?」
「どういうことよ?」
ブルーチーズ王国はそんなに凄いのか?
「うーんと、私達の世界は、大きく分けて5つの国があるの。今まで私達がいたのは東の国々。で、ここは中央国。中央国は様々な交易が盛んで一番発展している国なの」
「へぇー、ブルーチーズ王国ってすごいんだな」
「ブルートゥース王国でしょ」
「ブルカンド王国ね。ブルしかあってないし」
やだ、恥ずかし。俺苦手なんだよねー。国とか人の名前覚えるの。
「あのー、入りたいんですけど……」
「身分証明書」
あー、それはいつもないんだよねー。
「レンヤ、冒険者カード出して」
………冒険者カード?……あー、あったなそういうの。
でも、どうしたっけ?
確か………………捨てた。
「うん、捨てたな」
「なにやってんのよ!」
「そう言うルシアはどうなんだよ!」
「私は………失くした」
「捨てたも失くしたも一緒じゃねーか!」
「仕方ないじゃない!失くしたものはどうしようもないんだから!」
「こっちだって、なんのカードが分からなかったし!ポイントカード並みに使ってたら俺だって捨てなかったわ!」
「喧嘩はいいから、身分証も作ってやるからこっちこい」
「「………はい」」
「よし、これで入っていいぞ」
「ありがとうございます」
「サンキューベリーマッチ」
「おう、頑張ってな」
身分証を作ってもらった俺達はとりあえず宿を1週間借りた。部屋数は1。ベッド、なんかやたらでっかいのが一つ。周りの視線が凄く痛かった。
「なあ、そろそろー
「お金」
「うっ!」
反論できない。だって、誰か働いてた?よく、お金がギリギリあるよな。
「とりあえず、もう一度冒険者登録しない?力も貰ったんだし」
「そうだね」
ギルドに行って、冒険者登録をしようとすると
「冒険者になるには資格が必要です」
こうして今に至る。
「で、具体的になにをしたら資格を取れる?」
「学校を卒業、あるいは教師として三年教えれば取れます。」
「「「「さ、三年!?」」」」
「はい」
三年はいくらなんでも長すぎるだろ!俺が3年も働いたら………18歳?あれ?全然余裕じゃね?
「どうする?資格採る?」
「うーん、私は別にいいけど」
「私もいいわよ」
「俺は……頑張って!」
「レンヤも一緒にいくのよ!」
ですよねー
「はあ、仕方ない。そこで、給料も貰えるんだからいいか」
「じゃあ決まりだね」
「明日、近くの学校に面接にいくか」
「「「うん」」」
次の日
学園長室にて
「学園長!こいつらを雇うんですか!?」
「うんうん、実力は見たんだけどまあまあ凄かったからね」
「いや、そっちには文句ないんですけど。こっちですよ!」
ある男の名前が書かれた、紙を見せる。
「国語0点、地理0点、歴史0点のこいつですよ!」
「まあ、いいじゃないか。数学に関しては文句無しの100点。数学教師なんだからいいだろう」
「………本音は?」
「他の子達がめっちゃ可愛いかったから嬉しくてつい」
こんなんが学園長でこの学園大丈夫なのか?本気で頭を抱えた。
「でもまあ、Eクラスの副担任とするし、Eクラスだけ教えさせるから問題ないでしょ」
「……そ、それはそうですが」
「てことで、この話は終わり!じゃあ後はがんばってね」
男はもう一度プリントを見る。そして、もう一度頭を抱えた。
「絶対落ちた」
「どうして?」
「よく、考えろ。ここの歴史とか全然知らんし。解けた問題が一問もない。数学だけ余裕だったけど、それ以外0点かも。あっでも国語はがんばったぞ。苦手でも50はいってると思うぜ」
てか、ルシアもできてないだろうから、俺とルシアは仲良くお留守番か?
「ルシアも全然分からなかっただろ?」
「え?簡単だったじゃない?」
「は?」
おいおい、一番できなさそうなお前が簡単だと!?
「おいレナ、今回のテストは簡単だったのか?」
「いや、かなりレベルは高いと思うわ」
「え?」
なーんだ、ただのルシアの見栄っ張りか
「なんか、見栄っ張りとか思われてる気がするけど、私受験に出るのはほぼほぼ知ってるわよ」
は?そんなわけないだろ…………あれ?そういえば学校で一番だったって言ってたっけ…………
「…………ノアは?」
「私も王族だったから……」
みんなの裏切り者!これじゃあ落ちたの俺だけになるじゃん!
「そういえば、レンヤくんは志望何にしたの?」
「ん?あー、数学」
「「「え?」」」
「は?なんだよ?」
数学教師ってなんか不味かったか?
「いや、なんでもないよ……」
(戦闘とか、そっち系じゃなかったの!?)
(私、歴史を選んじゃった……)
(なんか、いつも変なもの作ってばかりだから研究の方に進むのかと思ったわ…)
「?どうした?そんなに黙っちゃて」
「え?あ、いや、なんでもないよ」
「そ、そうね、なんでもないなんでもない」
「うん、うん」
?さっぱりわからん。
合格通知が届いたのは次の日だった。
レンヤ 「俺国語苦手だけど今回のは簡単だったな」
ノア 「そうだね。レンヤくん記号問題、順番に言ってみ
て?」
レンヤ 「ア、イ、イ、ア、エ、オ、ウ、エ、ア、イ、ウ」
ノア 「え?私と全部違う………」
レンヤ 「ま、まあ、気にすんなよ」
※レンヤが全部間違ってます




